傾聴とは何か?
ネットで調べると、
「言葉に耳を傾ける」
「ひたすら聴くことに専念する」
といった解説がありますが、
それって私からみると、「ダメ」な聴き方です。
私のYouTubeで、
傾聴を意識して、社員の話を聴いていますが、
ネガティブな話ばかり一時間くらい続くと、
つらくなるんですけど、
といった相談が時々あります。
それって、ダメな傾聴。
やってはいけない傾聴だと思うのです。
ネガティブをひたすら傾聴すると、
クライアントのネガティブをドンドン引き出し、
さらに言語化によって固定してしまう。
聴いている方も、メンタルをやられてしまう。
クライアントが「自由」に話すものを、
ひたすらカウンセラーが傾聴し続けては
いけないのです。
目指すべきは、
「コントロールされた傾聴」。
クライアントさんは自由に話している、
それをカウンセラーはひたすら聴いているようで、
実はカウンセラーが場を全てコントロールしている。
聴きたいことを聴けている。
クライアントも、
「共感して聞いてもらった感」を味わう。
それが良い傾聴だと思います。
実際、私のYouTubeショートで
『相談に「傾聴」するのは絶対にやめてください!』
という動画も出しています。
世の中に、「間違った傾聴」というのが、
すごく広がっています。
以前から、何でだろう?と思っていたら、その理由が
この『すごい傾聴』には、詳しく解説されていました。
『すごい傾聴』
(小倉広著、ダイヤモンド社)
本書では、
心理学者カール・ロジャースが提唱した
「傾聴」が、日本では間違って伝わっている。
ということを、ズバリ指摘しています。
それを、読んで「なるほど」と
腑に落ちたのです。
私は傾聴を
「間違った傾聴」と「コントロールされた傾聴」
という自分流の言葉で理解していましたが、
本書では、
「すべる傾聴」と「すごい傾聴」という
言葉で紹介されています。
本書では、「すべる傾聴」の例を23個指摘し、
それを「すごい傾聴」に変えるポイントを
具体的に指摘しています。
非常に実践的な本です。
傾聴というと難しそうですが、
背表紙に書かれた「3つの鉄則」がベースになっているので、
何をすべきかは、ものすごく明確なのです。
本書は、カウンセラー向けではなく、
「会社で部下の話を聴く人」向けに書かれています。
あるいは、人間関係を深めるための「聴き方」を
解説しています。
つまり、全てのビジネスパーソンが身につけておくべき
「聴き方」の基本が書かれている。
「聴き方」「聞き方」の本は山ほど出ていますが、
本書の著者小倉広さんは、22万部のベストセラー
『アルフレッド・アドラー 人生に革命が起きる100の言葉』
の著者であり、年300会、企業研修をする講演家。
「心理学に詳しい」×「会社の実情に精通している」
という長所が、本書にも存分に活かされています。
だから、既存の「聴き方」本にはない、
説得力があるのです。
♯コミュニケーションが苦手
♯ 部下との人間関係が微妙
♯ 「聴き方」「聞き方」がよくわからない
という人に、
是非、読んで欲しい1冊です。
『すごい傾聴』
(小倉広著、ダイヤモンド社)
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