書評/映画評

ひらめきはスキルである ~AI時代に必要な能力は「ひらめき」

AI時代に必要な能力をひとつ言えというなら、
私は「ひらめき」、あるいは「創造性」と答えます。

AIは、「膨大なデータ」を分析するのが得意。
ビッグデータを瞬時に解析する。
いわば、「インプットの達人」です。

では、人間はどうすればよいのか?

というと、AIが苦手とする「0→1」能力で
勝負するしかないのではないでしょうか。

前例にとらわれない、全く新しい発想。

「0→1」能力から、イノベーションは生まれます。

私の中での、
AI時代の働き方に対する一つの答えが
『インプット大全』であります。

従来型のインプットとは全く異なるインプット術を提案。
「脳内情報図書館」の構築も、その一つです。

『アウトプット大全』も『インプット大全』も読んだ。

もっとも具体的に「ひらめき」を得るための方法を知りたい
という人にお勧めの一冊が、

『ひらめきはスキルである』
(瀬田崇仁著、総合法令出版)

です。

本書のメソッドをまとめると、

正しいインプットで「ひらめきの素材」を集める
   ↓
「常識を疑う思考」で発想の幅を広げる
   ↓
「ひらめきのメモ術」で
思考のデータベースを作る
   ↓
あふれるほどに思いつく!

の4段階です。

この「ひらめき」の方法論は、圧倒的に正しいと思います。

なぜならば、私が行っている「ひらめき」の発想術と
ほとんど同じだからです(笑)。

本書における「思考のデータベース」は、
樺沢の言葉で言うと「脳内情報図書館」。

「常識を疑う思考」は、
常識や先入観に縛られない思考、
樺沢の言葉で言うと「ニュートラル」な思考となります。

あなたが興味のある題材に関しては、
異なる著者の本を読むことをお勧めします。

「ひらめき」に興味のある人は、
『インプット大全』を読んで、
『ひらめきはスキルである』を読んでみるといい。

表現や、細かいノウハウには、いろいろなバリエーション、
差異がありますが、
「基本戦略」に関しては、驚くほど似ているのです。

物事の本質は、結局は一つです。

「ひらめき」を得る方法。
全く異なる方法が、何十個もあるはずがないのです。

『インプット大全』を読んで、
『ひらめきはスキルである』を読むと、
「ひらめきを得る」とは、そういうことか!
と、より深く理解が出来るはずです。

ビジネス書で、
同ジャンルの本を2冊、3冊読んで抽出される
「共通点」は、
普遍的なビジネス・ノウハウと言えます。

凡庸な発想しか出来ない人は、
AI時代では、非常に厳しい立場に追い込まれます。

そうならないために、
転ばぬ先の杖として、
今から、「ひらめき」を得るスキルを身につけておく。

それは、10年後に、
ものすごく強力な武器になるはずです。

『ひらめきはスキルである』
(瀬田崇仁著、総合法令出版)

追伸
合わせて読むと、効果10倍。

『学び効率が最大化するインプット大全』
(樺沢紫苑著、サンクチュアリ出版)

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