私は、元脳科学者でもあるので、
科学的根拠のしっかりした本が好きです。
「科学的根拠が全くない本」というのは、
「単なる個人の意見」なので、
その人が「凄い人」「リスペクトできる人」なら
興味がありますが、
そうでなければ「信憑性」が低くなってしまいます。
「運動」の「科学的根拠」について説明した本としては、
樺沢のバイブルでもある
『脳を鍛えるには運動しかない!
最新科学でわかった脳細胞の増やし方』
（ジョン・J・レイティ著、NHK出版）
があります。
この本は、有酸素運動をすると脳細胞が増えて頭が良くなる。
有酸素運動をすると、メンタル疾患が治る、予防できるという
ことが、ふんだんな科学的根拠とともに、説明された本です。
実は、今日も読み返していましたが、
何度読んでも新しい発見がある。
「運動」と「脳科学」の決定版といえる１冊です。
では、「無酸素運動（筋トレ）」の効果について
「脳科学」的に徹底解説した本はないかと思い
書店で見つけたのが、この１冊。
『10万人が注目! 科学的に正しい人生を変える筋トレ』
(谷口智一著、SBクリエイティブ)
著者は、
ベスト・ボディジャパン、主催者の谷口智一氏。
ボディビルとは異なり
「健康美」「引き締まった体」を競う大会です。
今までの参加者を累計すると、１０万人にもなる
ということで、本書のサブタイトル「10万人が注目! 」
の根拠にもなっています。
つまり、ものすごい数の「筋トレをしている人」たちと
実際に会っているその「経験」を、
さらに科学的根拠で裏付けた１冊。
非常に充実した本です。
私も、「運動」と「科学」についてはかなり調べていますが、
本書には、私にとって「初見」のデータもいくつか載っていました。
私がよんでおもしろかったのは、
第２章「筋トレの誤解あるある」です。
筋トレをしたがらない、よくある理由を、
１つ１つ、そして徹底的に反論して、消していくのです。
例えば、「ムキムキになりすぎる、筋トレはちょっと・・・」
という人には、
これは筋トレを続けてきた身として、そして
ベスト・ボディジャパンを主催者する立場としていいたいのですが、
簡単にマッチョにはなれません。
「マッチョ」や「ムキムキ」と言われるほど鍛えるには、
それ相応の努力が必要です。
マッチョたちは、人知れず死ぬほどキツい努力をしています。
大丈夫です、彼らのようには簡単になれません。
この部分には、思わず笑ってしまいした。
科学的根拠が多いといっても、堅苦しい文体ではなく、
時にユーモアも交えているので、読みやすい。
筋トレというと、バーベルやダンベルを使った運動を
イメージしますが、本書では道具を使わない、
全て自宅でできるトレーニングだけを紹介しているのも、
良心的です。
２リットルのペットボトルに水を入れると、
２リットルのダンベル代わりになる方法も紹介されていて、
追加で何かを買ったり、ジムに通う必要がない。
自宅でできる効果的な「筋トレ」に特化しています。
コロナ感染で「外出自粛」の昨今。
スポーツジムも閉鎖されているところが多く、
運動不足が懸念されます。
そんな中、完全に自宅で、道具も必要もなく、
それでいてかなりの効果が得られる筋トレ術。
今の時代にピッタリなので、
「運動不足」を感じている人に、お勧めしたいです。
自宅で「有酸素運動」はなかなか難しいので、
本書で紹介する、５～１０分の筋トレは、
筋トレ初心者でも取り組みやすいと思います。
『10万人が注目! 科学的に正しい人生を変える筋トレ』
(谷口智一著、SBクリエイティブ)
【全動画プレゼント】
あなたの悩みの９５％は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画2159本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW