多くのサラリーマン、ビジネスマンは、
「スキル」を伸ばすことで自己成長できる、
結果として会社で評価される、昇進につながると考えているはず。
スキルアップ。
スキルを学ぶために、ビジネス書を読み、セミナーなどで勉強する。
しかし本書を読むと、
「仕事ができる」人とは、「スキル」を持った人ではなく、
「センス」のある人だと。
サラリーマンの常識。今までの努力が
・・・完全崩壊。
的なインパクトがあります。
「スキル」を持った人は、「作業」はできるけど「仕事」はできない。
本当に仕事ができる人(=結果を出せる人)になるには、
センスが必要なのだと。
スキルを持った人は多いけども、センスの良い人は少ない。
では、センスとは何か?
どうすれば、センスを磨くことができるのか?
というと、それは難しい。
単純に答えは出ない。
いきなり、本書の「はじめに」で
>スキルは育てられますが、センスは直接的には育てられません。
と書いて、読者を奈落の底に突き落とすのです。
本書は、凡百ある「ノウハウ」をわかりやすく書いた
ビジネス書ではありません。
この本を読みながら、
センスって何だ?
センスを磨くにはどうすればいいのか?
を、苦悶しながら、自分で考えるしかない。
私は、最近読んだ日本人の書いた本の中では、
トップレベルの1冊と思いますが、
「自分で考えられない」人にとっては、
全く理解できない本、かもしれません。
つまり、価値がない。
そのせいか、Amazonのレビューがひどい。
「★」や「★★」がたくさんあります(笑)。
私は、迷わず「★★★★★」です。
>センスは「具体と抽象の往復運動」
と書かれていますが、「物事を抽象化」できない人が、
世の中、多いのです。
そんな現状の中、
「抽象化」についてわかりやすく解説した
『メモの魔力』(前田祐二著、幻冬舎)
が、ベストセラーになっていますす。
これからは、「抽象化」できる人が活躍する時代です。
本書『「仕事ができる」とはどういうことか?』
をしっかりと「抽象化」できる人は、
「センスとは何か?」という問題に対する、
なにがしかの自分の答えを出せるはず。
AI時代は、
「スキル」の時代は終わり、「センス」の時代へと突入します。
そんな意味でも、本書はとてもタイムリーなテーマを扱っています。
「自分かは頑張っているのに評価されない」
というサラリーマン、ビジネスマンは多いはず。
その答えは、あなたは「スキル」だけを磨き、
「センス」に無関心だから。
それが、答えです。
この本は、あなたが突破できない壁を突破する
大きな「ヒント」を与えてくれます。
ただし、「答え」は与えてくれないので、
覚悟して読むことです。
『「仕事ができる」とはどういうことか?』
(楠木建、山口周著、宝島社)
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