書評/映画評

うるおい漢方 ~食事で簡単にできる病気の予防

ウェブ心理塾生、大塚まひささんの新刊
『うるおい漢方』を読んでみた。

漢方薬の本か・・・と思ったら、違った。

多くの人が「漢方=漢方薬」と誤解している
漢方とは、方法論を示す言葉

漢方とは中国医学を示すと思っている方が多いのですが、実は
日本の伝統医学です。

と、いきなり目からウロコ。

ですから、本書の対処法は、
「漢方薬」ではなく、「食事」
です。

冒頭の「うるおいチェックリスト」を記入するだけで、
自分の漢方のタイプが診断され、
自分に「合う食事」「合わない食事」が、瞬時にわかります。

体調のわるい人は、自分に「合わない食事」を
知らず知らずのうちにとっている可能性があります。

例えば、冷え性の人が、身体を冷やすような食材をとっているとか。
それでは、「冷え性」も悪くなりますね。

また、「冷え」「便秘」「疲れやすい」
「うつ、メンタルの落ち込み」など、
症状別の対処法(主に食事)が、明確に記載されていますので、
一度見ておくと、普段の食事で、
自分にあったより健康的な「食材」を選べるでしょう。

私は「辛いもの」が大好きですが、
「辛いもの」が好きな人が本当に求めているものは
大根、白菜、ユリ根、レンコン、豆腐、しろきくらげ、しょうが、ニンニク
なのだそうです。

確かに、
どれも普段は、ほとんどとらない食材ばかり。

とりあえず、
「冷や奴」にしょうがかけて食べようかな・・・
みたいなことがわかります。

陰陽、気血水、五臓六腑といった、
一般的には難しい「漢方」の考え方を
非常にわかりやすく解説しながら、
対処法(食事、食材、飲み物)を明確に示しています。

「漢方」のエッセンスを、ものすごく簡単に、
そしてコンパクトにまとめている。
かなり執筆に苦労されたことと思います。

漢方は、病気の人にも効くでしょうが、
一番は「未病」の人に効果が出るはずです。

「何とかなく調子が悪い」「疲れやすい」という人は、
本当に自分に必要な食材がとれていないので、
自然治癒力も発揮できない可能性があります。

ということで、少しお疲れモードの人に読んで欲しい。
自分に合わない食材を避けて、
自分に合う食材を選ぶだけで健康になれる。

食事、食材選びで病気が「予防」できるとするなら、
そんな簡単で、素晴らしいことはありません。

『うるおい漢方』(大塚まひさ著、青春出版社)

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