【樺沢のミニ解説】
深呼吸が効かない人は、ヤバイかも・・・
深呼吸や笑顔などの緊張コントロール法を実行してもほとんど効果がない、という人は
自律神経が乱れている可能性があります。
自律神経が乱れて、交感神経に偏りすぎた状態では、
深呼吸などの副交感神経を活性化する方法を行っても十分な効果が得られません。
そんな人は、まずは自律神経を調整する、
自律神経のバランスを整えることが必要です。
自律神経のバランスを整える方法としては、
自律神経訓練法、片鼻呼吸などがあります。
片鼻呼吸の方法は、以下の通りです。
■片鼻呼吸の方法
1 右手親指を右鼻、人差し指を左鼻に持っていきます。
2 右鼻をふさぎ、左鼻から息を吸います。
3 左鼻をふさぎ、右鼻をひらき、右鼻から息を吐きます。
4 そのまま、右鼻から息を吸います。
5 右鼻をふさぎ、左鼻をひらき、左鼻から息を吐きます。
6 これを交互に行い、5〜10分行います。
吸うときは4、5秒で吸い、吐くときは8〜10秒以上かけて息を吐ききります。
横隔膜の上下を意識した腹式呼吸を行います。
ちなみに私は、電車を待っているときや、歩きながら、よく片鼻呼吸をやっています。
特に「鼻づまり」のひどいときは、
片鼻呼吸を5分するだけで改善しますので助かっています。
片鼻呼吸も効果がないという人は、自律神経訓練法を行いましょう。
自律神経訓練法のやり方については、
拙著『いい緊張は能力を2倍にする』で詳しく解説しています。
樺沢紫苑 新刊
『いい緊張は能力を2倍にする』
5月30日、配本!!
書店で見かけたら、是非、手にとってみてください。
『いい緊張は能力を2倍にする』
購入したい!、という人はコチラをクリック