昨日、『インプット大全』感想キャンペーン。
最優秀賞受賞者の2名をお迎えして、
受賞特典となる「食事会」を開催しました。
南青山にある人気レストラン「L’AS」にて、
イノベーティブな10品の料理にワイン6杯の
ペアリングのコースをいただきました。
(お店は、完全満席でした)
コチラのレストランは、「ワイン」を選び、
そこにベストマッチの料理を合わせていくという
「ペアリング」に超こだわったお店。
#フォアグラのクリスピーサンド「焼リンゴ味」
#千葉県八街市から届いた季節野菜の冷製ポトフ、トマトとビーツのジュレ仕立て
#北海道産「インカの目覚め」1年塾生の燻製、ガレドラロワールチーズ、フランス産トリュフがけ
#サーモンのミキュイ、秋野菜のナージュ仕立て、キノコ、栗、アーモンド、グリーンオリープ
#ニュージーランド産子羊のクルスティアン、根セロリのビューレと赤ワインスパイスソース
など、豪華な品々をいただきました。
おいしい。
そして超満腹!!
参加者2人と樺沢の3人の少人数の食事会ですから、
いろいろな話がじっくりできました。
非常に充実した3時間となりました。
満足していただけたと思います。
次回の感想キャンペーンでは、
あなたも最優秀賞をとって、
樺沢との「食事会」に参加してください。
最優秀賞、田宮和博さんの感想は、コチラ。
▽▽▽ 感想、ここから ▽▽▽
『インプット大全』(樺沢紫苑 著)から学生たちに伝えたい3つのメッセージ
私は家庭教師・塾講師として日々 小中学生を中心に勉強を教えています。
当然ながら、生徒たちには日々の勉強を最高の結果として残し、
自己成長の喜びを実感してほしいと願っております。
そんな私は、精神科医・樺沢紫苑先生の大ファンでして、
日々の学習指導においても樺沢先生の著作をよく参考にさせていただいております。
樺沢先生の新刊『インプット大全』も大人向けに書かれた
ビジネス書ではありますが、日々勉強に励む学生さんたちにも使える
ノウハウがたくさん書いてあります。
そこで今回は、『インプット大全』を読んだ感想を、
私が学生たちに伝えたい3つのメッセージとしてまとめました。
伝えたいメッセージは次の3つです。
■1.テスト前提(TZ)、教える前提(OZ)で勉強せよ!
■2.こまめに「運動」「移動」せよ!
■3.スマホと上手に付き合え!
では、1つずつ詳しく紹介していきます。
■1.テスト前提(TZ)、教えること前提(OZ)で勉強せよ!(参考:P32~35)
「アウトプット前提(AZ)でインプットしましょう。
そうすれば学び効率は格段に上がります。」
これは本書の真骨頂とも言えるメッセージだと思いますが、
これは日々勉強に励む学生たちにもぜひ伝えたい内容です。
学生にとって具体的なアウトプットの場といえば、やはり「テスト」でしょう。
つまりテスト前提(「TZ」と名づけます)で勉強すれば、学び(インプット)効率は上がるというわけです。
確かにテストが近づくと、「勉強しないとヤバい・・・!」
という緊張感が高まってきて、慌てて必死に勉強したという経験は誰にでもあるでしょう。これは、心理的プレッシャーがかかると脳内物質ノルアドレナリンが分泌され、集中力、記憶力などが高まるからです。(本書P33より)
しかし、例えば中学生・高校生の定期テストは年に4~5回ほど。
頻度としてはちょっと少ないですね。
そこで私はもっと日常的にに「テスト前提(TZ)」で勉強してほしいと思っています。
先生側(教える側)の工夫としては、宿題は小テスト前提で出すのがいいと思います。
「宿題はテキストの〇ページから〇ページです。
次回、ここの内容を小テストします。」
このようにを小テスト前提で宿題を出すと
生徒側には多少のプレッシャーがかかります。
宿題をやってきたフリはできても、小テストで低い点数を取れば、
身についていない(理解していない)ことがバレるからです(笑)
真面目な生徒さんなら、必死に勉強してくるでしょう。
ただし、テストで低い点を取っていることに慣れきっている学生さんは、
テストがあっても「どうでもいいや」と、
あまり緊張感が沸かないので残念ながら効果はありません(悲しい)
さて、生徒側(学ぶ側)の工夫としては、自分でテストの機会を増やすこと
だと思います。なぜなら、アウトプット前提(テスト前提)の機会を増やせば、
学び(インプット)効率は上がるからです。
具体的には自分が伸ばしたい分野の検定や、
(特に受験生であれば)模試を申し込むのがいいでしょう。
嫌でもテストの日がやってくるので、少しは勉強するでしょう(笑)。
しかし、「それはちょっと敷居が高い・・・」という方もいると思います。
そんな人は、使っている問題集・過去問を本当のテストのつもりで解くのが
いいでしょう。模試や検定と比べると緊張感は落ちますが、
きちんと試験日時を設定して、時間を計って、過去問や、
「定期テスト予想問題」「実力チェックテスト」などの
ページなどを解いてみましょう。
自分でテストをする習慣をつければ、日々の学び効率はアップするはずです。
そして、実はテスト前提(TZ)の勉強より
学び効率アップする最強の勉強法があります。
それは・・・教えること前提(OZ)で勉強することです!
(勝手に「OZ」と名付けました)
これは本書のP32に書かれていますが、ロンドン大学の実験によると
「テスト前提」で学んだ人たちよりも「教えること前提」で学んだ人たちのほうが、
より多くのインプットができたという結果が得られたそうです。
また、樺沢先生の『アウトプット大全』にも
「『教える』はアウトプットであり、フィードックでもあり、インプットでもある」
と「教える」は自己成長において最強のメソッドだと紹介されています。(P197)
ならばこの方法を使わないのはもったいない!
ぜひ今日からの勉強は、友人・家族等に教えるつもりで勉強し、
実際に教えてみましょう。
例えばあなたの友人で数学が苦手な人がいたら、
その人に教えるつもりで勉強しましょう。
実際に教えてあげれば相手にも感謝されるし、自分も学力アップし、一石二鳥です!
ただし、相手が助けを求めていないのに無理やり教えようとすると、
鬱陶しいと思われるのでご注意を(笑)
友人同士で得意分野を教え合う「勉強会」を作るのもいいですね!
■2.こまめに「運動」「移動」せよ!(参考:P260~265)
こちらは「長時間勉強(インプット)するコツ」としては最強のメソッドだと思います。
真面目な生徒さんほど「ずっと座って」「同じ場所で」勉強を頑張ろうとしますが、
これは非常に効率が悪いです。
まず 「ずっと座って」勉強していると徐々に集中力が低下していきます。
その状態で無理矢理勉強を続けても、知識があまり吸収できないので
時間がもったいないです。
そんなときは一度立ち上がってストレッチをしましょう。
私も勉強中は20~30分に1回は立ち上がって軽くストレッチをします。
それだけで脳はリフレッシュされ、集中力は持続します。
また、もう少し時間があるときは外に出て散歩をすることもあります。
勉強の合間にこういった「運動」をはさむだけで、本当に集中力が持続するのです。
「運動」は体を鍛えたり、体力を作るためにやるものだと思われがちですが、
脳の機能(集中力、記憶力、モチベーションなど)を高める効果もあるのです。
(詳しくは本書P258~259参照)だから、
特に長時間勉強する受験生や浪人生ほどこまめに
「運動」を取り入れてほしいのです。
さて、「同じ場所で」ずっと勉強するのもあまりよくないですね。
脳が同じ場所にいることに飽きてくるからです。
そんなときは場所を変える(移動する)と脳が刺激され、
再び高い集中力で勉強することができます。
これは、長時間集中することが苦手な私にとっては“革命的”なメソッドでした!
また、さらに最強の勉強法は「運動しながらやる」(P260~261)です。
そういえば私が過去にハマったドラマ「ドラゴン桜」(2005年)では、
それを実践しているシーンがありました。
東大合格を目指す落ちこぼれ高校生たちが、校庭をぐるぐる歩き回りながら、
前の人の背中に貼られた「数学の公式」を唱えてました。
また、ダンスをしながら英会話表現を唱えるシーンもありました。
はたから見ると滑稽な様子ですが、これは最強の勉強のやり方だったのですね!
ひょっとしたら「勉強は机に向かってするものだ」
というのはもう古い考えなのかもしれません。
※お子様が学生の保護者の皆さまへ
ご家庭でどうしても机に向かうことが苦手なお子様には、
立ちながら、歩き回りながら勉強することを提案してみてはいかがでしょうか?
落ち着きがないように見えるかもしれませんが、きっと楽しく学習できるはずです。
「楽しい」だけでなく、脳が活性化してきちんと内容も身に付きますよ。
■3.スマホと上手に付き合え!(参考:P180~185)
今や大人も子どももスマホ中毒。
中でも小中学生のスマホ依存は学力にも影響するので深刻な問題です。
「SNSやスマホを長時間使うほど、集中力は低下し、注意散漫となり、仕事効率や学力も下がり、幸福度も下がる」「SNSの利用時間が長いほど、孤独感、抑うつは強まる」、さらには「スマホを使い過ぎると自殺率が高まる」と本書では紹介されています。
(P180、182)
スマホは依存性が高く、気を付けないと大人でさえなかなか止められなくなる
ツールです。学生たちが有意義な青春時代を送ってもらうためにも、
上手なスマホの付き合い方を身につけてもらいたいものです。
そこで私はスマホとの上手な付き合い方として以下の2つを提案します。
(1)使用時以外は「機内モード」にする
本書では「通知をオフにする」ことを推奨されていますが(P184)、
それに加えて使用時以外(特に勉強中)では「機内モード」
にすることをオススメします。
「機内モード」にするといわゆる「ネットから遮断された状態」になるので、
スマホが通知等で反応することは無くなります。
そうなるとスマホがあまり気にならなくなります。
もちろん、自分が使用する際には「機内モード」を解除します。
すると溜まったメッセージはちゃんと送られてきますので、
まとめて返信することができます。
実際に私がそのような生活をしているのですが、ものすごく快適に過ごせます。
スマホ使用の主導権を自分が握り、スマホに振り回されなくなるのが最高にイイです♪
(2)寝る1時間前には電源をオフにする
快適に眠って明日を元気に過ごしたいなら、寝る1時間前には
スマホの電源をオフにしましょう。
そうすることで、寝る前にリラックスすることができます。
スマホの電源がオン状態だとどうしても色々気になって
夜遅くまでスマホ見てしまうことがあります。
そうすると脳が興奮して寝付きが悪くなり、寝不足になって、
翌日のパフォーマンスが下がります。
ぜひ寝る1時間前にはスマホを見ない勇気をもちましょう!
以上、『インプット大全』から学生たちに伝えたいメッセージをまとめてみました。
私自身もこの本を通して“働き方改革”ならぬ“学び方改革”を起こしていきたいと思います!
▽▽▽ 感想、ここまで ▽▽▽
【樺沢のコメント】
家庭教師・塾講師をしている田宮さん。
その立場から、子どもたちの勉強に役立つノウハウを「3つ」選び、
実際に勉強の現場でどのように役立てればよいのかを解説しています。
本は、ただ読むだけでは意味がない。
目的を決めて読もう!!
と『インプット大全』にも書きました。
この感想文を読むと、
田宮さんの読書の目的が
「学生たちに伝えたい3つのメッセージ」。
学生が勉強の際に役立つノウハウは?
という切り口が明確なのです。
また、「テスト前提」を「TZ」。
「教えること前提」を「OZ」。
と、自分なりにの言葉を作り出しているのもおもしろい。
自分で活用しやすくなると、確実に記憶に残ります。
「3」を使った構成がわかりやすく、
切り口も明快。
また、「学生に成績を伸ばして欲しい!」という
家庭教師・塾講師としての「熱意」が伝わってきたのもよかったです。
ということが、最優秀賞に選んだ理由です。
『アウトプット大全』と『インプット大全』を読んでいただけると、
頭が良くなります!!
そして、学校の成績も、アップします。
もし、高校生のお子さんをお持ちの方は、
お子さんにプレゼントして欲しい。
高校生で、この「大全」のノウハウを知っているのは、
圧倒的に勉強の効率が変わります。
記憶力を圧倒的に強化するインプット術を紹介しているから。
私も、タイムマシンで高校生の自分に届けたいくらいです。
たったの3千円で、子供の成績がアップするのなら・・・。
そんな安い投資はありません。
参考書や問題集を買うまえに、まず
『アウトプット大全』と『インプット大全』で、
学びの基本を身に付けたいですね。
『学び効率が最大化するインプット大全』(サンクチュアリ出版)
『学びを結果に変えるアウトプット大全』(サンクチュアリ出版)
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