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生産性を高める3つの方法

本日大阪にて、大手企業さんに呼んでいただき、
企業研修(社員向け講演)を行いました。

「生産性を高める方法」を盛り込んで欲しい
という要望がありましたので、
「生産性を高める方法」についてお話しました。

せっかくなので、
そのエッセンスをシェアしたいと思います。

結論をザックリ言いますと「生産性を高める方法」は、
時間の使い方を変えるしかない、ということ。
つまり、「時間術」を変えるということ。

その具体的な方法については、拙著『神・時間術』で詳しく書きました。

『神・時間術』で書いた「生産性を高める方法」のポイントは2つです。

(1)仕事量=集中力X時間

つまり、単位時間あたりの仕事量(生産性)を高めるには、
「集中力を高める」しかないのです。

あるいは、「集中力を意識して仕事をする」ということ。

日本人は、「残業前提」で、ダラダラ仕事をしがち。
それでは、生産性は絶対に上がりません。

(2)朝の時間を大切にする

「集中力を高める」のは、言葉で言うのは簡単ですが、
実際には非常に難しい。

一番簡単なのは、「集中力を高める」のではなく、
「集中力の高い時間帯を上手に活用する」ということです。

一日の中で、最も「集中力の高い時間帯」は、「朝」です。

ですから、1日の生産性は、「朝」の使い方によって、
9割決まります。

さらに言えば、始業開始直後。
最初の2時間で何をするか?
そこで決まります。

絶対にやってはいけないのは、
(1)メールのチェックと返信。
(2)会議

です。

メールチェックや会議は、脳が疲れている午後でも、
普通にこなすことができます。

朝30分のメールチェックや会議は、
私のイメージでは「2時間」の損失です。

どうしても、メールのチェックや朝礼、会議、意思伝達が必要なら、
10分以内に終わらせましょう。

では、始業開始直後に何をすべきか?

最も骨が折れる。最も集中力が必要な仕事。
あなたが「やりたくない仕事」をすべきなのです。

ほとんどの人は、自分が「やりたくない仕事」は、
後に持っていきます。
夕方か夜になってようやくスタートする。

集中力が必要で骨が折れる仕事。
しかし、夕方以後は集中力が下がっているので、
全くはかどらない。

午前中やれば「2時間」で終わるのに、
夕方以後にやると「4時間」かかります。

以前「食べ順ダイエット」というのが流行りましたが。
『神・時間術』は、「仕事順仕事術」です。

仕事の順番を変えるだけで、仕事効率、生産性が著しくアップして、
一日で数時間の時間短縮ができるのです。

(3)制限時間を決める

日本人は、「仕事が終わったら帰ろう」と考えます。
ですから、いつまでたっても帰れず、残業時間が増えていきます。

先日オーストラリアに行ったときに、
オーストラリアのワークスタイルを視察してきました。

彼らは、5時、あるいは6時の帰社時間になったら、
すぐに帰ります。 それで仕事が回るのか?

と思うでしょうが、 「絶対5時に帰りたいので、それまで必死に頑張る」と考えます。

結果として、5時には仕事が終わっています。

オーストラリア人は、
よく「レイジー(怠け者)」と揶揄されますが、

オーストラリアの
一人あたりGDPは、日本の1・69倍
労働生産性は、日本の1・21倍
平均年収は、日本の1・39倍。

それでいて、労働時間は日本よりも100時間(年間)も少ないのです。

毎日5時に帰る「怠け者」のオーストラリア人に、
日本人は「一人あたりGDP」「労働生産性」「平均年収」など、
全てにおいて負けているのです。

その理由は、時間を決めて働かないから。

さて、
働き方改革関連法は、4月1日から施行されます。
その最大の目玉は、「残業時間の制限」、実質上の「残業禁止」です。

(一般的な残業時間)
月45時間未満、年360時間

(特別条項)労働組合との協定必要
月100時間未満、年720時間

月45時間未満ということは、だいたい1日2時間の残業がリミット
ということです。

さらに、凄いのは罰則規定があるということ。
違反すると「6箇月以下の懲役又は30万円以下の罰金」です。

「残業させる」ということは、もはや「犯罪」。

悪質なブラック企業の経営者が
逮捕される日も来るかもしれません。

「働き方改革関連法を施行しても何も変わらない」と批判する人もいますが、
私の予想では、日本人の働き方が劇的に変わる!
と予想します。というか、断言します

なぜならば、制限時間を決めて必死にやれば、
生産性が高まるからです。

それでも、
変わらない企業、変われない企業もあるでしょう。
そういう企業は、潰れるしかありません。

毎日必ず6時に帰れる会社。
毎日9時に帰る会社(サービス残業を強要され残業代ゼロ)。

仕事の内容と給料が同じなら、
絶対に「早く帰れる会社」が人気になります。

つまり、優秀な人材は、「残業のない会社」に流れるので、
「残業が多い会社」は、さらに「生産性の低い従業員」しか雇えず、
負のスパイラルに陥ります。

これからの時代、「人口減少」もありますので、
外国人の雇用も増えるでしょう。

「残業が多い会社」には、外国人は来ない。
ですから、ブラックな会社は、
「人材不足」「雇用の維持が困難」になるはずです。

そしてもう一つ。会社で働くサラリーマン、
一人一人が個人の生産性を高めていくことも必須です。

「遅くまで残って頑張っている社員」が評価される時代は終了し、
「単位時間で多くの仕事をこなせる生産性の高い社員」が、
引っ張りだこになるのです。

(労働させられる時間が限られているので、
生産性の高い社員を雇わないと、企業の売上は伸びないからです)

ということで、「生産性を高める」は、
「令和」時代の重要なキーワードとなり、
生産性の高い会社、生産性の高い人は、ドンドン成長する。

生産性の低い会社は倒産し、
生産性の低い人は仕事を失う。

これが、「働き方改革関連法」施行後の日本の変化。
「令和」時代の新基準となる!!
という、樺沢の予想です。

ということで、 あなたも、生産性を高めるよう、
時間の使い方を今から変えてください!!

追伸 
生産性を高める時間の使い方。
全て『神・時間術』に書いてあります!!

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