あなたは、「夢の押し売り」をしていませんか?
「自分がやりたいこと」を独善的に語っても、
誰も共感してくれない。
共感される伝え方をしないと、
誰もあなたを応援してくれない。
(映画『ラ・ラ・ランド』を見て)
【解説】
先日見た映画『ラ・ラ・ランド』の、
主人公のピアニスト・セブが、
完全にこの「夢の押し売り」状態でした。
自分も行きたい、自分も参加したい、自分も応援したくなる「何か」がないと、
崇高な「夢」も、単なる独りよがりで終わってしまいます。
実際、そういう人が多いと思います。
私の元に、「私の○○を紹介してください」という
メッセージや問い合わせが、毎日来ます。
よく会う友人であれば喜んで紹介しますが、
一度名刺交換をしただけのような人が、そういうことを言ってくる。
「共感」があれば、必ず紹介や応援はされる。
では、どうすれば「共感」されるのか?
ほとんど人は、考えちゃあ、いない。
自分本位。
自分しか見えていない。
応援して欲しければ、まず自分から応援することだろう。
他者に対して何一つ貢献していない人に限って、
自分には貢献しろ、応援しろ、紹介しろ、という。
常識で考えれば、「ありえない話」なのですが、
「夢の押し売り」状態に入っている人は、
そういうモードになるのですね。
映画『沈黙 サイレンス』の宣教師なんかも、
完全に「夢の押し売り」状態です。
自分が正しいと思うと、「何をやっても許される」と
勘違いしてしまうのです。
「夢の押し売り」状態に陥った人のことを、
別名、「クレクレ星人」とも言います。
先日読んだ、アメリカ人著者の自己啓発書には、
「ゲッター」という言葉で紹介されていました。
「ゲッター」=「ゲット(get)」、受け取るだけの人
という意味です。
「ゲッター」は、成功できない人の、
典型的なパターンの一つ、なのだそうです。
ということで、あなたも
「夢の押し売り」「クレクレ星人」「ゲッター」になっていませんか?