socialMedia

定期検診は受けるべきか?

本日、定期健康診断に行ってきました。

なぜ、今の時期にと思うでしょうが、
コロナ流行前に予約したのが、たまたま今日になったのです。

2年前に、人間ドッグをして以来、2年ぶりの検査となります。

本日、9時半の予約でしたが、病院に9時20分の到着。
受付の女性だけで5~6人いました。

尿検査、便検査は家で行い、検体を受付で提出。

検査着に着替えて、
心電図。
体重測定と聴力検査。
視力検査。
血圧測定。
採血。

それぞれに、全て専属の看護師、検査技師(全5名)がいて、
オートメーションのように、
次々と患者さんが流れていきます。

次の検査にうつるまでの待ち時間が、1~2分なのです。

そして、胸部レントゲン写真とバリウム検査。
最後に、ドクターの問診で終了。

胸部レントゲン写真と心電図の結果だけ聞いて。
血液検査の結果は、後日送られて来るシステム。

着替えをして病院を出て時計を見たら、
なんと10時10分。

たったの50分しかかかっていない!

凄い時間短縮システム。
手際の良さに感動しました!!

9時の予約で、9時に来院していれば、
10時前に終わっていたでしょう。

「忙しくて検査に行けない」というのは、
理由になりません。

土曜日の診療もあるようなので、
忙しいことも、是非、行っていただきたいです。

テレビや週刊誌などで、
「定期検診や人間ドッグは意味がない!」という
特集や記事をみかけます。

医者によって、いろいろな立場の人がいるでしょうが、
私は定期検診は絶対に受けた方がいい、と思います。

例えば、
胸部写真、胃バリウム検査の精度は高くない。
とか
定期検診でも、初期の「がん」は発見できないとか。

それを言うとキリがない。

定期検診の少ない検査で、
全ての病気が早期検出できるはずがない。

定期検診では、
「糖尿病」が発見できれば、十分です。

糖尿病は、予備軍を合わせて2千万人。
高血圧は、予備軍を合わせて5千万人。

「がん」は、どれだけ健康に気をつけても予防できませんが、
「高血圧」と「糖尿病」は、検診さえ受けていれば、
早期で発見できます。

そして、「食事」「運動」「睡眠」など、
自分の努力で予防できるのです。

「予備軍」から「正常(健康)へと、
完全に自分の努力だけで改善させることができます。

定期検診の血液検査には、必ず「血糖値」が入っています。

健康だった人が、ある日、突然、「糖尿病」になる
ということはないのです。

血糖が高い状態があるのに、
間食が多いとか、血糖が急上昇する食事を平気でとり続け、
運動不足、睡眠不足も関係して、徐々に、徐々に悪化します。

最初は、「血糖が高め」というだけの「糖尿病」予備軍ですが、
それを何年か放置すると「糖尿病」となります。

「糖尿病」になって、インシュリン注射をするレベルになると、
絶対に治りません。
一生、毎日、インシュリン注射を続けなくてはいけない。

さらに進行すると、腎機能が悪化して、透析導入となります。
透析導入になると、週3回、透析の病院に通院する必要があります。

透析時間は3時間ほどですが、
前後の待ち時間、通院時間を入れると
半日つぶれます。

さらに、徐々に足の血流が悪くなる。
壊疽(えそ)といって、足が腐ってきますので、
足を切断しないといけません。

片足だけならまだしも、両足切断になると、
自分で歩くこともできない。要介護の状態となります。

さらに進行すると、人によっては、糖尿病性網膜症となり、
両目の視力が低下し、最悪、失明します。

さらに、糖尿病の人は、全身の血管がボロボロなので、
狭心症や心筋梗塞も高率で合併し、それで亡くなる方も多い。

これが、糖尿病の現実。

私も、自分の患者が糖尿病になっているのを
何人も見ているので正直、悲惨です。

特に失明する方は・・・。

さらに、最近では、糖尿病は認知症リスクを大きく高めることが
知られています。仮に、糖尿病の進行が軽度で長生き出来たかと
思いきや、今度は認知症です。

1971~1980年のデータで糖尿病患者と日本人一般の平均寿命を比べると
男性で約10年、女性では約15年の寿命の短縮が認められるのです。

(ただし、最近の医療の進歩で、
寿命の短縮は5年程度という、研究もあります)

さらに、糖尿病になると、厳しい食事療法をしないといけない。

病院食のような、味気のない、腹持ちの悪いような食事を
毎日、死ぬまで食べ続けなければいけないのです。

おいしい料理を腹一杯食べることは禁止されますから、
正直、地獄です。

多くの人は、
糖尿病が悪くなっても、
「インシュリン注射しておけば、何とかなるでしょう。」
くらいの、知識だと思います。

ほとんどの人は、
糖尿病の地獄のような現実を知りません

日本人で、糖尿病で治療中の方が、約千人。
予備軍(血糖が高い人)が、約千人。
合わせて2千人です。

70歳以上だと、
4人に1人(男性)、6人に1人(女性)が糖尿病です。

他人事ではないのです。

重要なのは、糖尿病は、
家族歴(遺伝)も関係しますが、
食事療法と運動療法をきちんとすれば、
「予備軍」のうちは、完全に治せるということ。

「糖尿病」で中度以上に進行すると、絶対に治せない、
ということ。

定期検診を受けていれば、血糖値の検査がありますので、
あなたが「糖尿病」の予備軍かどうかは、
はっきりとわかるのです。

何年も検診を受けていないと、
いきなり「あなた糖尿病です」という状態で発見される可能があるのです。

(実際、私の患者さんで、精神科に入院して血液検査したら、
糖尿病が進行していた、という方がいました)

そうすると、もう治らないのです。

厳しい食事制限が、一生、死ぬまで続きます。

グルメの私にとっては、
「がん」よりも「糖尿病」の方が何倍も怖ろしいです。

だから、週6時間運動しているし、
間食はナッツなどの甘くないものに限定しているし、
定期検診もできるだけ受けるようにしています。

人生100歳時代といいますが、
現在の医療では、
糖尿病になると100歳まで生きるのは無理です。

ザックリ言うと、
「糖尿病」と「認知症」にならないことが、
長生きの必須条件なのです。

定期検診をきちんと受けていれば、
「高血糖」は早期に発見できますので、
「糖尿病」は予防できるのです!!

それを、「たまたま検診を数年サボった」だけで、
「糖尿病」になっているかもしれない。

50歳を超えると、「糖尿病」のリスクは年齢とともに
激増していくの注意が必要です。

ということで、
「定期検診は絶対受けろ!」
その理由は、「糖尿病にならないため」です。

糖尿病になりたくない方は、
定期検診を受けて「血糖値」だけは
チェックしておいた方がいいと思います。

追伸

ちなみに、食事以外の糖尿病の予防のためにできることは、
7時間以上の睡眠です。

睡眠不足の人は、糖尿病のリスクは約「3倍」となります。

日本人の1割近くが罹患する病気のリスクが「3倍」に
なるのです!!

ただごとではありません。

糖尿病になりたくない方は、
睡眠7時間以上をとることを、合わせておすすめします。

【全動画プレゼント】
あなたの悩みの95%は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画1500本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW

↓ 【樺沢紫苑公式メルマガ】の登録はこちらから(※メールアドレスを入力)

コメントを残す

*

CAPTCHA