アカデミー作品賞受賞した
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』
（以下、『エブエブ』）。
自己肯定感の低い人に見て欲しい。
『言語化の魔力』では、
言葉を変えるだけで自己肯定感は高まる
と書いています。
私のYouTube動画では、
「考え方」を変えるだけで自己肯定感は高まる
と言っています。
現実は何も変わっていないのに、
「言葉」や「考え方」を変えるだけで、
自己肯定感が高まることなど、ありえるのでしょうか？
『エブエブ』を見ると、
現実は全て「捉え方」次第であるとわかります。
同じ人生でも、
ネガティブにとらえれば、最悪の人生。
ポジティブにとらえれば、最高の人生。
本作の最初と最後では、
主人公のエヴリンとそれをとりまく環境は、
何一つ変わってはいない。
いや、むしろ悪化しています。
しかし、
彼女がマルチバース世界での膨大な経験によって、
「見え方」「考え方」が大きく成長するのです。
ダルダメな夫に愛を感じる。
反抗期の娘に、そこにいるだけで愛おしい,愛を感じる。
最悪と思えた自分の現実が、
「最高に幸せ！」と気付くのです。
「つらい」「苦しい」と感じる人は、
「原因」を取り除こうと抗います。
原因が取り除けないと、
落ち込み、メンタル疾患となり、
それが極まると自殺する。
原因を取り除けないと、挫折し、絶望するからです。
しかし、
原因を取り除く必要など、これっぽっちもないのです。
あなたの「ものの見方」「考え方」を変えればいい。
否定的な見方をやめて、肯定的な見方をしてみる。
悲観的な見方をやめて、楽観的な見方をしてみる。
あなたの周りの人間の短所を探し、悪口を言うのをやめて、
あなたの周りの人間の長所を探し、ポジティブな声がけをしてみる。
現実が変わらなくても、
少しだけポジティブな言葉とポジティブな行動をしてみるだけで、
現実の見方や考え方は、根底から変わるのです。
「考え方」を少し変えるだけで、
一瞬で自己肯定感は高まるのです。
という解説を読んで、
『エブエブ』を見ると、
「現実は変わらなくても、自己肯定感は高まる」
という意味を理解するはずです。
「なるほど」と思うはずです。
言葉を変えるだけで、現実は変わる。
という趣旨で書かれた樺沢の『言語化の魔力』・
『言語化の魔力』と映画『エブエブ』は、
非常に通じるところが多いと思います。
悩みを消したい。
今の現実にうんざりしている人にお勧めなのが、
映画『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』。
そして、『言語化の魔力』です。
『言語化の魔力 言葉にすれば「悩み」は消える 』（樺沢紫苑著、幻冬舎）
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