書評/映画評

デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章 ~世界の破滅を前にして、私たちは幸せに生きられるか?

海外旅行に2週間も行っていたので、
見たい映画から7本もたまっていた。

まずは、
『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』
を鑑賞。

  
『前章』では、
「えっ! こんな展開見たことない」という、
圧倒的なインパクトを受けました。

しかし、『後章』は、
伏線回収、ストーリーを収束させないといけないので、
ややこじんまりとした印象。

『前章』の盛り上がった直後、
その勢いのまま『後章』を見たかったなあ。
  
「前章」で登場した同じシーンを、
視座をかえて見直すことで、
違った意味に見えてくるのは、おもしろい。

>私にとっておんたんは「絶対」
そんなことを言ってくれる人が、一人でもいるならば、
世界が破滅しようが、しまいが、
それで「幸せ」なのだ。

世界の破滅を前にして、
私たちは幸せに生きられるか?

本作での答えは、「イエス」だ!

世界の破滅を前にした、
「つながり」という希望。 

確かに、
それ以上の、「希望」はないだろう。

「ともだち」「パートナー」「家族」などの
「つながり」の重要性が、
重層的に描かれているのです。

>友達は、一人いれば十分!

私がYouTubeでよく言う言葉ですが、
「おんたん」には「門出」がいて、
「門出」には「おんたん」がいる。

何と、素晴らしいことなのでしょう!
 
クラスでいじめられている門出を
おんたんが助けるシーン。

そこには、
すごい「勇気」がいたはず。

「つながろうとする勇気」、「つながる勇気」。
拙著『19歳までに手に入れる7つの武器』では、
それを「つながる力」と表現しています。

自分から、つながる行動、つながる努力を
しないと、友情ははじまらないし、
友達はできない、のです。

「つながり」は、希望!

しかし、
「ネガティブ思考」と「疑心暗鬼」に取り憑かれた人は、
そんな「希望」が、全く目に入らなくなってしまう。

「希望」と「絶望」の描写が、
交互に畳みかけてくる。

そして、クライマックスへと突入!!

情報量が膨大で、
人によって「おもしろ」ポイントが
いろいろありそう。

私は「ともだち」「つながり」のテーマが、
一番、心に刺さりました。

『デッドデッドデーモンズデデデデデストラクション 後章』
樺沢の評価は・・・・・・・・ ★★★★ (4・2)

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