書評/映画評

「没入する」とは、こういうことだ!!

興行ランキング2週連続「第3位」となっている
映画『ルックバック』。

近くのシネコンではやっていないので、
「ヒューマントラストシネマ渋谷」でまで見に行きました。

私が言いたかったのは、
これだ!!

夢中になれ!
中学、高校時代は、何かに夢中になってほしい!
趣味やスポーツ。音楽やアートの活動。部活動やサークル活動。
心から「楽しい」と思える、
そして、「時間を忘れて取り組める活動」に、
夢中になってほしい。没入してほしいのです。


(『19歳までに手に入れる7つの武器』291ページより引用)

好きなことに、夢中になって、没入する!
それって、どんな状態なのか?
イメージできない人もいるかもしれません。

『ルックバック』の2人の主人公、藤野と京本。

「絵を描くこと」に取り憑かれた二人は、
とにかく絵を描き続ける。漫画を書き続ける。

絵を描き始めた二人が、
小学四年生というのが凄い。

自分の漫画に自信がある藤野と、
人と会うのが怖く外に出られない、不登校の京本。
ストーリーの藤野と画力の京本。
性格が真逆の二人。

藤野は京本に、ライバル心を燃やし、
京本は藤野に、リスペクトの念を持つ。
「漫画」を核として、二人はつながっていく。

私は、小学校、中学校、高校と、
「映画」に夢中になって、
ひたすら映画を見て、
映画の感想や映画評を書いていました。

今思うと、
それは何かに取り憑かれたかのような、
異常性を秘めていた気もします。

しかし、「好奇心」を原動力にした
「夢中」と「没入」が、
今の作家として生きている自分の
原動力になっていることは
間違いありません。

そんな自分の「原点」を、思い出すのです。

「look back」とは、「振り返る「回想する」という意味ですが、
映画『ルックバック』では、
主人公が過去を振り返るだけではなく、
観客もまた、自身の過去と向きあわざるをえなくなる。
そんな作品です。

圧倒的な努力の先に、夢の実現があるのではなく、
夢中、没入の先に、新しい世界が開けていく。

「目標」や「夢」を設定して、
それを実現していくわけではなく、
好奇心というエネルギーを燃やし続け、
「夢中」「没入」を続けていくことで、
やりたいことが見えてくるし、
結果として、それが実現していく。

そのためには、「今」行動する。
それしかないのです!!

拙著『7つの武器』でお伝えしたかったエッセンスが、
『ルックバック』では、物語形式でドドーンと
伝わってくるのが凄い。

「絵」の力。
「映像」の力。
「物語」の力。

子ども時代、
自分の中に「みなぎるエネルギー」があったはず。

『ルックバック』は、
そんな「躍動」を思い出させてくれる、
素晴らしい作品です。

『ルックバック』 樺沢の評価は・・・・・・ ★★★★☆ (4・6)

『ルックバック』の予告編は、
https://youtu.be/IB9hMidDiHA

追伸
自分の「好奇心」をどのように磨いていくのか?
を知りたい人に、お勧めの一冊!
 ↓ ↓ ↓
『19歳までに手に入れる 7つの武器』(幻冬舎)

【全動画プレゼント】
あなたの悩みの95%は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画4000本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW

コメントを残す

*

CAPTCHA