書評/映画評

やらない時間術 ~今の私に、最も必要な本

『やらない時間術』。
これは今の私に、最も必要な本かもしれない・・・。

私は、「忙しい」という言葉は大嫌いです。

しかし、最近の私の生活を振り返ると、
どうみても忙しい。

本の執筆は、3冊同時進行。
イベント、講演会、セミナーも、
3つ同時進行で準備していく。

毎日、原稿の締め切りがあって、
何とかこなせている。

それでいて、1ヶ月で10本映画を見て
放映中のアニメ作品『チ。』『メダリスト』『全修。』
もフォローしている。

「人の3倍働いて、2倍遊ぶ」が、
樺沢のモットーですが、
最近は、
「人の5倍働いて、3倍遊んでいる」。

間違いない!!

膨大なインプット量とアウトプット量。

これは、もはや聖徳太子(厩戸皇子)を
超えたかもしれない。

仕事をもっと取捨選択すべきなのだが、
超一流雑誌、一流新聞からの取材は
断るのはもったいない。

その道の専門家、第一人者として認められての、
出演医依頼も断るのはもったいない。

つまらない案件は一つもない。
贅沢な悩みである。

では、どうする?

そんな矢先に届いた本があります。

『やらない時間術』
(安田修著、かや書房)

なんというタイミング!

ひょっとして、この本は、
今の私に「最も必要な本」なのではないか。

そんなワクワク感とともに、
本書を開いた。

時間術の本が、たくさん出ています。

仕事を効率化する時間術が多いのですが、
そうした時間術を多用すると、
仕事量はこなせるようになるのですが、
余計に忙しくなることが多い。

仮に、仕事の効率を2倍に増やせたとしても、
同じ時間で2倍働くわけですから、
ヘロヘロになる。疲れるだけです。

トータルの労働時間を減らさなければ、
余計に忙しくなるだけで、
いつまでたっても仕事は楽にならない。
人生も楽にもならないのです。

樺沢も含めて、
そんな人にピッタリな本が
『やらない時間術』です。

この『やらない時間術』というのは、
ありそうでない。
と思いました

やらないことを決めて、仕事の総量を減らす。
人間関係も整理し、必要な人と重点的につながる。
全てを自分でやらずに、人に任せるようにする。

知ってはいるけども、なかなかできません。

私自身も知ってはいるけども、
もっと「やらないことを決める」べきだ
と本書を読んで、改めて思いました。

「あれもこれも」やりたいというのが、
多くの人の考え方。

しかし、あれもこれもやるためには、
「やらないこと」決めることも重要。

私は「手放す」と言う言葉好きで、
最近メルマガやYouTubeでも「手放す」
という言葉をよく使ってます。

自分の幸せのために「手放す」と考えると、
行動化しやすいはずです。

手放すの逆は「しがみつき」です。

本書では、「時間術」を3パターンに分類。

1「詰め込む」時間術
2「集中する」時間術
3「やらない」時間術

です。

「やらない」時間術だけではなく、
従来型の「詰め込む」時間術と「集中する」時間術も
併用していく。

3つの時間術を総動員して、
全部戦略で時間を創り出すという、
本書の戦略は、正しいと思います。

『やらない時間術』というタイトルですが、
「あれもこれもやりたい」という
欲張りな人に、読んで欲しい1冊。

そして、私も「その一人」かもしれません。

私も、優先度が低い「やらないこと」を決めて、
やらない時間術を実行しているつもりでありましたが、
もっと精度を高めなくてはいけない、
と本書を読んで思いました。

あるいは、その仕事を全部自分でやる必要がない
という考え方も大切です。

他人にまかせる。
あるいは、フリーランスであれば、外注する。

「毎日が忙しい」と思っている人でも、
私たちは、もっと時間を生み出すことが
できるのです。

『やらない時間術』
(安田修著、かや書房)

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