文章術の本がたくさん出ていますが、
それらの本を何冊読んでも、
“あまり”文章が上達することはないでしょう。
文章というのは、「書く」ことによってのみ上達します。
ですから、文章を書かないで、
いくら文章術の本を「読む」のに時間をかけても、
文章は上達しないのです。
そして、文章の下手な人に、
「文章をたくさん書きなさい!」と言っても、
文章が下手、すなわち文章を書くコツがわからないので、
書くことができません。
ですから、「文章下手」は、いつまでたっても、
「文章下手」から脱出できないのです。
かねてからそう思っていたいましたが、
先日発売された山口 拓朗さんの新刊
『問題を解くだけで すらすら文章が書けるようになる本』は、
「やられた!」と思いました。
山口さんは、文章術の本を5冊も出版していますが、
今回はワーク形式、実践形式の文章本となっています。
実戦形式といっても、
空欄を埋めたり、数行の文章をまとめたりする、
実に簡単なワーク。
中学生でもできそうな、
簡単な文章ワークによって構成されていますので、
どんな「文章下手」でも、
空欄を埋めることによって、自然に文章力が鍛えられる。
実際に書きながら、「文章術」の基本を身体にたたきこむ。
そんな本になっています。
これは、ありそうでなかった!
私は、この形式は「文章術」では、初めて見ました。
ということで、
「やられた!」と思ったわけです。
この本なら、「数行の文章を書くのも苦労する」という
「文章下手」でも、その苦手を克服して、
タイトル通りに「すらすら」文章が書けるようになるはずです。
『問題を解くだけで すらすら文章が書けるようになる本』
(山口拓朗著、総合法令出版)
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