職場ストレスの9割は、「人間関係」の問題と言われます。
つまり、「人間関係」の問題が解決すると、
「職場ストレスの9割がなくなる」と言っても過言ではない。
うつ病も激減するでしょうし、
楽しく仕事ができる人が増えることは間違いありません。
そうはいっても、
“「人間関係」を改善する”というのは、そう簡単ではありません。
なぜならば、「人間関係」は、「関係」という言葉が示すように、
「相手」がいるからです。
いくら自分が努力しても、それで相手が変わらなければ、
「人間関係」は変わりません。
「相手を変える」ということは、
心理学的にみても非常に難しいことではありますが、
心理学の長い歴史の中で、研ぎ澄まされてきた「武器」があります。
それが、「傾聴」「アサーション」「マインドフルネス」です。
このたった3つの武器を使いこなすだけで、
人間関係の問題が、きれいに解消されます。
それが、
『マインドフルネス 「人間関係」の教科書』
の骨子です。
「傾聴」というのは、
「相手に関心を持ち、相手を理解したいと願って、
耳を傾けて相手の言葉を聴くこと」。
「アサーション」とは、
「自分も相手も大切にする、正直で率直な自己表現」。
「マインドフルネス」とは、
「「今、ここ」の現実に、リアルタイムかつ客観的に
気付いていること」
です。
つまり、
「今、ここ」の感覚を重視し、
相手の言葉に耳を傾け、
正直で率直に自分の考えを伝えるだけで、
「人間関係」はうまくいく!
というのです。
これって、「結構、簡単そう」と思いませんでしたか?
実際、本を読むとわかりますが、
ちょっとした「聴く」態度の工夫、心の持ち方の工夫、
ちょっとした言葉、表現の言い換えによって、
「人間関係」は劇的に改善するのです。
多くの人は、上司や先輩に言いたいことも言えずに、
ストレスをかかえて、我慢するしかない状態です。
しかし、この本で解説された、
「傾聴」や「アサーション」を使うと、
上司や先輩に不快に思われずに、仕事を断ったり、
自分の本音を伝えることも可能になります。
本当に、「言葉の言い換え」ですから、
本を一読するだけでも、すぐに実行可能。
アドラー心理学の本のように、
読み終わって、「じゃあ、一体どうするんだ?」という
疑問も残りません(笑)。
あるいは、職場の人間関係に限らず、
恋人や夫婦関係などにおいても使えます。
ぶっきらぼうな表現で、恋人や配偶者とすぐに
喧嘩になってしまうような人にも、強くお勧めします。
人は、相手の不評をかったらどうしよう、
相手に不快に感じられたらどうしようと、
いろいろなことを考えすぎます。
そんな「思いやり」が、ストレスの原因となっているのです。
多くの人は、
「正直で率直な自己表現」は、マイナスと考えるでしょうが、
適切なアサーションの方法を使えば、
「正直で率直に自己表現」した方が、
人間関係がうまくいくことがわかります。
あなたはもう、自分の気持ちを我慢する必要はないのです。
『マインドフルネス 「人間関係」の教科書』で、
自分の気持ちを相手に伝えることで、相手からより好かれるようになる。
そんな素晴らしい「人間関係」をスタートして欲しいと思います。
『マインドフルネス 「人間関係」の教科書
苦手な人がいなくなる新しい方法』
(藤井英雄、クローバー出版)
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