「スペイン」は、日本人にとって、
海外旅行で人気の国の一つですが、
私は初めて訪問しました。
今まで、数十カ国を旅行しているのですが、
「どうしても行きたい」という何かがありませんでした。
しかし、今回の訪問で、
「スペイン」がなぜ人気があるのか、
「スペイン」の魅力がよくわかりました。
【スペインの魅力】1 食事がおいしい!
「食事」は、海外旅行において、重要なポイント。
高級レストラン、ミシュランの星付きレストランや
人気のレストランに行けば、どこの国でもおいしいです。
しかし、
「庶民的な店」が、どこまでおいしいのか、
というのが、
その国の真の「食」のレベルと言えます。
その点において、「スペイン」の食レベルは極めて高いと思いました。
スペインで美味しいものは、
「生ハム」「卵」「シーフード」です。
イベリコ豚の本場であるスペイン。
「生ハム」は、どこで食べてもおいしかったし、
日本で食べる「生ハム」とは、鮮度が違うという感じ。
アミノ酸の量が圧倒的に多く、細胞が生きている感じがしました。
やはり、「本場」の生ハムは、最高です。
二つ目の、「卵」がおいしいというのは、
理解しにくいと思いますが、
「ポーチドエッグ」のような料理が一つの定番としてあって、
何度か食べましたが、それが驚くべきおいしさなのです。
卵の濃さと甘さが違うのです。
サンセバスチャンの三ツ星レストラン「アルザック」で
一番おいしかったのも「卵料理」。
スペインといえば「スパニッシュ」オムレツが有名ですが、
「スパニッシュ」もどこで食べてもおいしかったです。
シェフが教えてくれましたが、
「卵」はスペイン料理の中でも重要な食材なのだそうです。
三つめが、「シーフード」です。
タコのカルパッチョ、タコのガリシア風、イカのフライなどが、
バルの定番メニューとしてありますが、どこで食べてもおいしかった。
タコやイカは、加熱すると固くなるというイメージですが、
コチラで食べたタコやイカは、火加減もよかったのか、
加熱しても、非常にやわらく、甘みもあって、おいしかったです。
日本にいると、高級な寿司屋にでも行かない限り、
(鮮度がよほど良くない限り)
「イカやタコが、本当においしい!」
と思うことはあまりないのですが、
スペインのタコやイカはとてもおいしかった。
あと白身魚のカルパッチョ、白身魚のグリルなども、定番料理で、
日本人としては、料理を選択する幅が広く、
飽きが来ないとも言えます。
他にも、ワインやチーズもおいしい。
つまり、食材、ひとつひとつが基本的においしいので、
庶民的なお店に入っても、かなり「おいしい」ものが食べられる
というのは、とてもよかったと思います。
【スペインの魅力】2 お酒が安い!
スペインでビックリしたのは、お酒の安さです。
ビールやグラスワインですが、だいたい1〜1.5ユーロです。
つまり、130〜200円くらい、ということ。
さらに、お酒を頼むと、お通し、
つまり、何か「おつまみ」が一品無料でついてくる。
お通し付きでビール一杯130円って、ありえないですよね。
ちなみに、ミネラルウェーターは高くて、2ユーロ以上。
ビール、ワインよりも高いのです。
平日のランチで、ビール、ワインを飲んでいる方が
たくさんいましたが、
昼からビール、ワインを飲む気持ちがよくわかりました。
お酒が安い理由ですが、
ビールやワインなどの醸造酒には、
「酒税」がかからないからなのです。
スペイン人にとって、ビール、ワインは、
とても日常的な必須の飲料、ということなのでしょう。
それと、日本のようにお通し代やテーブルチャージがないので、
一杯だけ飲んで、次の店に行く、という
店のハシゴがしやすい。
というか、
店を何軒も次から次へとハシゴしていく
というのが、スペイン人の「飲み」のスタイルなのですが、
その「食べ歩き」「飲み歩き」的な感覚がとても楽しいのです。
(続く)