先日のメルマガで予想した通り、
W杯日本VSポーランド戦は、
やはり苦しい展開となりました。
調子の良い、スタメン6人を総入れ替え。
最後10分の、ひたすら「ボール回し」。
(負けでも、現状維持で決勝トーナメント進出)
西野監督の戦略、采配に、
いろいろと文句、批判を言う人も多いけど、
もっと素直に「決勝トーナメント」進出を喜んでいいんじゃないの?
事前のマスコミ予想では、
「決勝トーナメント進出は絶望的」だったはずなのに、
そんなことはもう忘れてしまったのか・・・。
というか、
あまりにも世の中、ネガティブ人間が多くて、
ものすごい残念な気持ちです。
以前から、動画や著書でも言っていることですが、
目先の出来事に一喜一憂するのは、やめた方がいい。
それは、ストレスを増やし、人生をつまらなくして、
そして自分自身を不幸にするだけだから。
テストマッチで活躍できず、バッシングされていた本田選手。
セネガル戦で、
いきなり英雄扱い。
ミスが目立った川島選手。
ポーランド戦で、2つのファインセーブを見せて、
一躍、ヒーローに返り咲く、みたいな。
今回の西野監督の采配に文句を言っている人たちも、
次の試合で温存されていた選手が大活躍して、
歴史的勝利をえて、ベスト8に進出することになれば、
大絶賛するに違いないでしょう。
私は、
「西野監督は勝負師!」
と思いました。
スタメン6人を休ませたのは、
完全に決勝トーナメントでの1勝、
ベスト8進出を念頭に置いた作戦。
最後のボール回しも、
あそこで下手に攻めていれば、
ポーランドのカウンターで失点していたかもしれない・・・。
リスクをとりながらも、先のこと。
次の試合の勝率を上げることを考えていますね。
物事を、もっと本質、深いレベルで見ていく。
なぜその人が、そういう行動、判断をしたのか、
その「心理」を考えてみる。
これ、サッカーに限らず、
「あなたの上司」
「あなたの会社の社長の判断」
「あなたの部下の結果」
なども、全く同じこと。
本質(長期的な戦略)もなく、
とにかく結果を出せばいい(会社なら、利益を出せばいい)
という考えでは、長期的な投資(資金、時間、人間への)
例えば、「目先の結果」を絶賛し、
「1度の失敗」をバッシングする態度で
部下に接するとするなら、
部下は「場渡り的な行動」「点数稼ぎにつながる行動」
ばかりをとるようになり、
成長もしないし、長期で会社に利益をもたらす社員には、
育たないでしょう。
ということで、
表面的なネガティブにとらわれない。
もっと深い部分のポジティブに注目する。
スポーツ観戦を通しても、
そんな「思考訓練」ができるのです。
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