♯毎日が辛い。
♯仕事や人間関係が辛い。
♯毎日、楽しいことがない。
という人は多いものです。
樺沢の調査では。
日本人の８７％が、生きづらさを抱えています。
日本人の幸福度が低い理由も、
こうした慢性的な「生きづらさ」が、
背景にあると私は考えます。
日々の生活中に、ちょっとした楽しみや、
面白さを感じられる瞬間があれば、
生きづらさは緩和されます。
そうした視点で書かれた樺沢の著書が、
『精神科医が教える 毎日を楽しめる人の考え方』
(きずな出版)です。
日々の生活の中に
「まいたの」(毎日を楽しめること)を発見するだけで、
日々の生活はガラッと変わります。
拙著『毎日を楽しめる人の考え方』では、
具体的な「まいたの」について、
２０個以上の方法を盛り込みました。
しかし、
もっとたくさんの「まいたの」実践法を知りたい
・・・という人は、多かったはず。
「１００個」の「まいたの」行動を自ら集め、
さらに自分自身で実践したのが、
『生きづらさを解消する方法を100通り試してみた』
(だいだい著、総合法令出版)
です。
この本で重要なのは、１００個の方法を
全て自分で試している、という点です。
ストレス解消法、対処法を１００個紹介
している本はありますが、
自分自身の体験談としては書かれていません。
つまり、教科書的な記述になっている。
結果として、
「それおもしろそう！」とは、思わないし、
それらを行動化するのは難しいのです。
本書は、統合失調症を10年間、
患っている「だいだい」さんが、
自らの「生きづらさ」を解消するために、
以前より行っていた様々な、生きづらさ解消法を
一冊にまとめたものです。
非常にわかりやすく、
また時にすっと笑ってしまうユーモアのある文体。
それでいて、一つ一つの解消法は、気軽にできて、
大部分はお金もかからず、無料である。
そして、今すぐスタートできる簡便さを
備えています。
「楽しいことをするのに、お金がかかる」
という先入観を持つ人が多いですが、
そうした先入観を完全に打ち崩します。
本書には、
１００個の「生きづらさ解消法」が提案されていますが、
樺沢が一番好きなのは「アリストーカー」(P174)です。
公園や庭など、アリのいる場所に行って、
1匹のアリをひたすら、目で追い続ける、というもの。
先日、公園のベンチに座っているときに、
何気なく足元を見るとアリがいました。
そこでこの「アリストーカー」を思い出したので、
そのアリを観察することにしました。
アリは１箇所に向かって直線的に進んでいるわけではなく、
ある種の探索行動しています。
ランダムでありながら、何か目的もありそう。
そんなことを考えていると、
ついアリの観察に没入してしまうのです。
一言で言うと、「おもしろい！」のです。
「アリストーカー」をしている間は、
他のことを全く考えません。
つまり、アリに集中することで、
簡単にマインドフルネスに入ることができるのです！！
雲を見ていても、
同じようなことができると思いますが、
変化が少ないので飽きてしまう。
アリの場合は、絶えず動き回っていますので、
微妙な刺激があって、
右に行くかと思えば、
反対方向に転換したという意外性もある。
だから飽きない。
またしばらく見ていると、
アリが愛らしくも見えてくるんです。
マインドフルネスが、
メンタルに良いのは周知の通り。
しかし、瞑想や座禅は難しい。
「アリストーカー」なら、誰でも、すぐに
マインドフルネスが実践できるという！！
その間だけでも、
日々の「生きづらさ」を手放すことができる。
素晴らしい「生きづらさ解消法」と思いました。
本書では、「楽しい」「癒やし」「没頭」など、
目的の異なる６ジャンル、１００個の
「生きづらさ解消法」が紹介されています。
どれもユニークで、楽しそうです。
必ずあなたにも合った、
あなたにも楽しめる
「生きづらさ解消法」が見つかるはずです。
追伸
6月10日発売。
Amazonで予約スタートしています。
追伸２
６月１４日 (土) １８時～ 東京(新宿)にて
『生きづらさを解消する方法を100通り試してみた』
出版記念講演会
https://www.fra-sco.co.jp/event/6327
が開催されます。
本書の監修者である樺沢も、
対談ゲストとして登壇します！！
「生きづらさの解消」について、
だいだいさんと語り合います。
是非、ご参加ください。
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