『キングダム』54巻まで読了!!
1月26日から読み始めているので、
なんと4ヶ月もかかりましたが、
夢のように楽しい4ヶ月でした。
もともとは、「キングダム新聞」の「心理診断」を作って欲しい
という依頼を受けて、「読んでないから」という理由で一度は断ったものの、
以前から気になっていた作品だったので読み始めることに。
予想どおり、いや予想を超えるおもしろさ。
私が大好きな映画は『スター・ウォーズ』、小説は『グイン・サーガ』。
登場人物が多く、脇役がしっかりと描かれている壮大なドラマに目がないのです。
という意味で、『キングダム』は、私にとってドストレートな作品。
54巻の巻末に、『キングダム』原作者、
原泰久 先生の2万文字インタビューが載っていたが、
これを読んで涙が出ました。
原先生は、実は学生時代は漫画家ではなく、
映画監督を志していたとのこと。
残念ながら、映画監督どころか、
映像業界に就職することすらかなわなく、
プログラマーとして会社に就職。
プログラマーとして、寝る間も惜しんで、
3年必死に働いたものの、「漫画家」の夢があきらめられず、
貯金した給与がなくなるまで、漫画家に挑戦しよう!
と決めて退職。
漫画家の賞に投稿したり、
読み切りを掲載したり、そうしてようやく
「連載」決定の連絡を受けたのは、貯金が尽きる1ヶ月前だったと。
そして、今、連載から13年をへて、映画化される。
映画の原作、今回は脚本にもかかわり、
ついに、「映画の仕事をする」という夢を実現した、
という話。
私も、学生時代は大の映画ファンで自主制作映画を作成し、
映画評論家になることを夢見ていました。
専業の映画評論家は、日本では数えるほどしかいない。
映画評論家として食べていくのは、ほぼ不可能。
一旦、医者になるものの「本を書く」という夢はあきらめられず、
39歳にて臨床医をやめて、「専業作家」となり、
その後、映画の本を出し、週刊誌と新聞からも、映画の仕事がもらえるようになり、
映画評論家として活躍できるようになった!!
原先生の生い立ちと、樺沢の生い立ちが、
あまりにもそっくりでビックリしながらも、
猛烈に共感し、涙が流れたのです。
夢は、絶対にあきらめず、コツコツ努力し、最後までくらいつく。
5年、10年してもあきらめない。『キングダム』の信のように。
そうすれば、実現するのだ!
ということを原先生と樺沢の人生が語っているではないか。
とにかく、世の中、簡単に夢をあきらめる人が多すぎます。
私は、初めて「映画評論家になりたい!」と思ってから、
ベストセラー作家になるまで40年もかかりましたが、
それは40年あきらめずに、毎日文章を「書き」続けてきたから。
みんな、一体、漫画から何を学んでいるのか?
『キングダム』で描かれているのは、絵空事ではないのです。
夢を語り、ビジョンを定め、仲間を集め、励まし合いながら、
実現するまで絶対にあきらめない。
究極の成功法則がそこに描かれている。
あとは、実行するだけ。
『キングダム』にあるリアリティは、
原泰久先生の苦難の人生からにじみ出るものでした。
だから、『キングダム』は、しびれるのです!!
人生の楽しみが一つ増えました。
これからも、『キングダム』を読み続けていきたいです。
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