「声と話し方」の本は、山ほど出ています。
書籍の中でも、競争の厳しいレッドオーシャンと
言っていい。
そんなジャンルで”新しい切り口”を
見つけるのは簡単ではないはず。
しかし、
本書を読んで、「この手があったか!」と
ハッとしました。
『今すぐ!思わず!もう一度!
人前で話したくなる声と話し方』
(下間都代子著、日本実業出版社)
切り口は、「言語化」です。
「話し方」というのは、
多様な側面を持っています。
本書は、それを徹底的に細分化して、
1つ1つのコツ、克服法、対処法を
丁寧に述べています、
いや徹底して言語化しています。
「話し方」というと漠然としていますが、
主に3つに分類されます。
1 ネタ、テーマの見つけ方
2 話の構成を作る、準備する
3 実際の声、話し方(表情・間・抑揚)
多くの「話し方」の本は、
>実際の声、話し方(表情・間・抑揚)
を中心に記述されますが、
本書はそれを「1章」にとどめ、
話し始めるまでの
「ネタ、テーマの見つけ方」と
「話の構成を作る、準備する」をメインに
詳しく解説しています。
つまり、「話し上手」な人は、
話し始める前に、
すでに勝負が決まる・・・というわけ。
特に4つの項目を書き込むだけで完成する
著者オリジナルの「スピーチマップ」は秀逸です。
ちょっとしたスピーチなら、
数分で準備が完了できます。
「話し方」というのは、どこか漠然としている
ところがあります。
それは、非言語的伝達(ノンバーバル・コミュニケーション)
というように、「言語」ではない部分で伝えるのが、
「話し方」だから。
本書では、脳の中で「非言語的」に処理している部分、
つまり無意識に処理している部分を、
可能な限り、言葉にして、わかりやすく解説しています。
これが、ありそうでないこと。
できそうで、できないことです。
「話し方」のテクニックを、ここまでロジカルに、戦略的に
言語化するのは簡単ではないし、類をみないのです。
なので、
「この手があったか!」とハッとする。
本書の「新奇性」に驚くのです。
ロジック、戦略などを「納得」しないと行動できない人に、
読んで欲しい一冊。
普段、「無意識」にしている「話し」や「スピーチ」が、
ここまでの戦略と準備の上に成立している・・・
と気付くだけで、あなたの「話し方」は
飛躍的にアップするに違いありません。
『今すぐ!思わず!もう一度!
人前で話したくなる声と話し方』
(下間都代子著、日本実業出版社)

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