『エイリアン:ロムルス』、おもしろかった!
手に汗握る緊迫感。
ハラハラ、ドキドキの連続。
昔ながらのSF映画、特撮ファンには、
たまらない作品になっています。
昨今のVFX技術の進化は素晴らしいものがありますが、
質感がないというか、いかにもCGっぽい。
そんな宇宙船の映像を見ても、
ゲームの映像を見ているようなもので、
ちっともワクワクしない。
本作は、敢えてレトロな宇宙船。
手作り感満点のVFXを敢えてやっている。
ミニチュアを飛ばしているような、
懐かしい「特撮」を楽しめたのは、
良かった!
ストーリーも、昔のアクション映画らしい。
「時間制限」があって、
一難去って、また一難。
ホットしたと思ったら、
また襲いかかる・・・みたいな、
エンタメの教科書の様な
どストレートなストーリー。
最近は、「捻り」すぎて、
意外と「どストレートなエンタメ」は少ない。
そして、思うのは
SF映画はデザインが9割。
宇宙船やその内部のデザイン。
そして、エイリアンの造形。
架空の世界なんだけど、
「さもありなん」(ちょっと、現実にありそう)
と思わせるのが、
SFの凄いところ!
そんなSF映画の原点を、
あらためて思い出させてくれた!
『エイリアン』が公開されたのは、
1979年。
劇場で見て衝撃を受けた記憶があ李ます。
(多分、リバイバル上映)
『エイリアン』シリーズのテーマとも言える、
人間とアンドロイドの確執が、
本作でも描かれていたのは、良かった!
人間対エイリアンの図式に、
敵か味方かわからないアンドロイドが
介入してくるのが、
『エイリアン』シリーズのおもしろさ。
というか、
『2001年宇宙の旅』は、
人工知能HALの反乱を描いた作品。
『ブレード・ランナー』
(原作『アンドロイドは電気羊の夢を見るか』)
は、アンドロイドの人間に対する反乱を描いています。
『ターミネーター』は、
スカイネットのコンビューター(人口知能)が、
世界を破滅させて、ロボットの支配する世界に・・・。
人間とアンドロイド(人工知能)の反乱、戦いは、
SF小説、SNS映画の初期からのテーマ
なのです。
そして今、AIが急速に進歩し、
「AIに職を奪われる」みたいな話が
現実味を帯びてきている、そんな時代に入っています。
そんなSFの歴史と、現実のテクノロジーの進化を
理解した上で本作を見て欲しい。
私は、テクノロジーの進化が、
SF小説を追い越す時代が来たのか、
という隔世の感があります。
それを知った上で、本作を見て欲しい。
『エイリアン』旧作ファンの人ほど、
楽しめる作品でしょう。
『エイリアン:ロムルス』樺沢の評価は・・・・・・ ★★★★ (4・2)
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