書評/映画評

グッバイ、ドン・グリーズ! ~日本版『スタンド・バイ・ミー』!? 爽やかなラストシーンに涙

『グッバイ、ドン・グリーズ!』が良かった! 
魂を揺さぶられた!

高校生の夏休み、思い出に残る数日間のプチ冒険。

というと、『スタンド・バイ・ミー』を彷彿とさせる
「ありがち」なストーリーですが、
1つ1つの小さな描写が、後半になるとグーーっと効いてきます。

登場人物は、ほぼ3人ですが、じっくりとした人物描写が、
後半になるほど響きます。

最後の30分は、
畳みかける描写に涙が流れました。

丁度昨日、AbemaTVに出演して
「本当の友達は、自分が気付いていないだけで、
意外と身近にいるかも知れない」という話をしました。
まさしくそれが『ドン・グリーズ!』のテーマになっています。

森林、川、滝、満天の星空と流星群。
そして、アイスランドの風景。
自然の描写も美しい。

自分にとっての宝物(幸せ)とは何か?
という問いも、深い。

結局のところ、それは自分で気付くしかないわけですが、
自分自身に問わない限りは、
いつまでたっても気付けるものではないのです。

主人公ロウマの声優は、花江夏樹。
言うまでもなく『鬼滅の刃』の炭治郎役。
さすがにうまい! 圧倒的表現力。

ただ、テーマが結構深いので、「自分で考える力」がないと、
全く響かない人もいるかもしれません。
主人公が大切なことに気付いたように、観客にも
「気付く」力が必要な作品です。

予告編を見ても。かなり「地味」な感じがするのですが、
期待以上の秀作で、満足度高し。
見終わった後の、ポジティブな爽快さもいいです。

『グッバイ、ドン・グリーズ!』樺沢の評価は・・・ ★★★★☆ (4・2)

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