書評/映画評

エジソンズ・ゲーム ~人は得意な分野で勝負すべき!

映画『エジソンズ・ゲーム』を鑑賞。最初から、最後まで、
胃がキリキリするように駆け引きがつづく、ヘビー級の作品。
 
大金持ちのウェスティングハウスが悪役で、
金にものをいわせてエジソンを苦しめる話と想像しましたが、
むしろ逆の展開でビックリ。
 
天は二物を与えず。エジソンは天才発明家。
しかし、ビジネスの才はないし、人付き合いも苦手。1人で発明し、
それを製品化して広げるところまでやるのは不可能なのですが、
それをやろうとするので、かなりたいへん。

自分の長所、得意な分野に特化し、
集中することが大切。

そんな気付きがあります。
 
私は、「悪口」を言うと、それは全て自分に返ってくる、
とよくいいますが、本作ではネガティブな攻撃が、
全てブーメランとして自分に返ってくるのです。
やはり、ネガティブなエネルギーを人にぶつけてはいけないのです。 
 
ウェスティングハウスとエジソンは、真逆の人間。
「天才発明家」と「カリスマ実業家」が手を組めば、
こんな不毛な戦いにはならなかったはずだし、
そのチャンスもあったのにエジソンは
そのチャンスを自らつぶしてしまう。

あるいは、エジソンはビジネス部分に関しては、
誰かに任せればよかったものの、
全部自分でやらなければ気が済まないという「完璧主義」が
発明においてはうまく機能するものの、
ビジネスにおいては、全くうまくいかず、
むしろ精神エネルギーを消耗してしまうのです。

人生というのは、難しい。
そして、思うようにならない。

いかに、自分な得意な部分に集中して時間を振り向けられるのか。
苦手な部分は、部下やビジネスパートナーに「任せる」
勇気も必要なのです。

ビジネスや人生について、
いろいろと考えさせられる作品です。

『エジソンズ・ゲーム』樺沢の評価は・・・★★★☆(3・9)

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コメント

  1. サイラウ より:

    こんばんは。樺沢先生。私は、サイラウと申します。統合失調症のアラフォー女です。ブログ、YouTube動画も楽しく拝見しています。さて、今回のブログは、その人の得意分野を伸ばしていくこと、悪口を言ったりマイナスの事をすると、自分に返ってくる事について深く共感しました。また、樺沢先生のブログ、YouTube動画も楽しみにしてます(^_^)
    おやすみなさい(^_^)

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