書評/映画評

「焼き芋」ファン 必読の一冊!!

「この本。よく、出版できたな」と驚きました!

なぜならば、
『いも子さんのお仕事 〜夢をかなえる焼き芋屋さん』
(阿佐美やいも子著、 みらいパブリッシング)
は、「移動販売の焼き芋屋さんをオープンする方法」
が書かれた本だからです。

 
しかし、本を読み進めると、
焼き芋を食べたかのような
「ホッコリ」とした気持ちになるのです。
 
前半は、自分の体験をベースに、
焼き芋屋さんオープンのノウハウが書かれているわけですが、
随所に著者「阿佐美やいも子」さんの苦労話、失敗談なども
ちりばめられていて、エッセイのようなおもしろさがあります。

そして、徐々に
「いも子」さんへの共感度がたかまります。
 
移動販売のお店を開業する理由。
一つは「ビジネス」という意味がありますが、それだけではない。

「焼き芋を売るだけじゃない、
「人をつなぐ活動」「あなたから買いたかった、と言われるお店に」
という言葉に現れるように、
対面販売だから生まれるコミュニケーションがあります。

そしてそれは、
「つながり」や「ご縁」へと発展していきます。

そこが、移動販売、対面販売の「楽しさ」であり
「やりがい」とわかります。
 
さらに規格外で販売できないで廃棄される
「さつまいも」を仕入れて、焼き芋として販売するフードロス支援。

子どもたちを巻き込んだ。「焼き芋屋」のコミュニティ化など、
社会貢献活動へと広がっていく。
この意外な広がり、展開に心が癒やされます。
 
心温まるエピソードが、漫画として挿入されていますので、
誰でも読みやすい。

「さつまいも」の紫色をイメージして、
文字色は「紫」で癒やし系。文字色が「紫」という本は、 珍しいですね。
 
最近、フードカー、キッチンカーによる移動販売を、よくみかけます。
「焼き芋屋」に限らず、そうした移動販売に興味のある人全般に、本書は役に立つでしょう。
 
また、品種ごとの味の違い。自分に合った「焼き芋」の選び方など、
「焼き芋」ファンにとっては、
非常にレアな情報がたくさん紹介されているのもいい。
 
「焼き芋」好きの方であれば、「焼き芋屋」のエピソード、裏話も楽しく読めるはず。

今まで以上に、
「焼き芋」が好きになる一冊と言えるでしょう。

『いも子さんのお仕事 〜夢をかなえる焼き芋屋さん』
(阿佐美やいも子著、 みらいパブリッシング)

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