『呪術廻戦 – 第2期 懐玉・玉折』最終回。
最初見たときは、夏油の闇落ちした理由。
先日まで、市民を救うために呪霊退治に命をかけていた夏油が、
一転して、呪術師以外全員殺す! と豹変。
あまりにも飛躍しすぎて腑に落ちなかったのですが、
もう一度見直して気付きました。
真面目で熱心で、必死に仕事をこなす。
誰かのために。それを続ける自己犠牲の精神。
しかしある日、壁にぶつかって燃え尽きてしまう。
今までやってきたことの全否定。
今までやってきたことは、何だったのか?
0から一気に100に振れる。
もーどーでもいい。なるようになれ。
これは、夏油の心理というよりも、
「追い詰められた人間の心理」に共通する、
非常に一般的な心理ですか。
追い詰められた人間の心理は、
「自責」か「他責」かどちらか。
多くの場合は、負のエネルギーを自分に向けて自殺します。
稀に、負のエネルギーを他人に向ければ、自暴自棄となり、
大きな事件を起こすこともありえます。
夏油の闇落ちの心理は、私が精神科医として、
今まで何十回、何百回も見てきた
「追い詰められた人間の心理」そのものであると気付きました。
それは「心理的視野狭窄」
(周りが見られなくなる、客観的に見られなくなる)
の状態なので、「飛躍」があるのは、当然です。
夏油が、誰よりも真面目な呪術師だったからこそ、
0から100に振れたわけです。
五条悟のようなちゃらんぽらんさ、
ゆるさがあれば、そうはならなかった。
こんなこと、やってられるかーー!!
全部ひっくり返してやる!!
ちゃぶ台返し、したくなる瞬間。
誰にでもあるかもしれません。
自分の中にも、間違いなく「夏油」がいるな、
と思いました。
『懐玉・玉折』最終回。
緻密に描かれた心理描写に魂が揺さぶられました。
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