これは、日本版『ファイトクラブ』か!?
公開初日に鑑賞した
『真夜中乙女戦争』がなかなかよかった。
とはいえ、一筋縄ではいかない作品で、
賛否両論、分かれそう。
「わからない」「わかりづらい」と言う人は多そう。
なので、単純明快な娯楽映画が好きな人は、避けるべきだ。
一方で、人物描写や社会派テーマ、人間の本質を描き出す
骨太な作品が好きな人は、見逃すと損をする。
現在の大学生が抱える空虚感、虚無感、絶望感。
そして、コミュニケーションを閉ざした不全感と孤独。
主人公は「私」で、あこがれの女性は「先輩」。
登場人物は、名前を持たないが、
それは多くの人に当てはまる、よくある普遍的な「話」
であることを示しているかもしれない。
結局の所、その「不全感」は、自責か他責か。
自分を攻撃して落ち込むか、他人や社会を攻撃するのか。
あるいは、無難に折り合いをつけるかのどちらかしかないわけだが、
ほとんどの人は「折り合いをつける」派で、社会に迎合していく。
主人公の「私」は、「社会に牙をむく」のか。
それとも、流れに流されていくのか・・・。
ラストシーンが、なかなか難しく、理解に苦しむが、
自分の文脈で理解するなら、
「今」を生きろ! 「今」を楽しめ!
という我田引水的なテーマで理解したい。
空虚感、虚無感の学生生活に、若者は何を見いだすのか!
コロナ禍で、大学にもいけない学生たちは、
ガチで空虚感、虚無感を抱えているのではなかろう。
非常にタイムリーな作品であり、考えさせられる作品。
『真夜中乙女戦争』樺沢の評価は・・・ ★★★★ (4・3)
追伸
ちなみに、樺沢にとって『ファイトクラブ』は、
マイベスト映画の1本です。
日本版『ファイトクラブ』という表現は、
かなり高い評価・・・ということ。
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