書評/映画評

もっと超越した所へ。 ~恋愛でこれ以上、失敗を重ねたくない人にお勧め

映画『もっと超越した所へ。』、見逃さないで良かった。

人物描写が深かった。

クズ男に沼る4人の女性 ブチ切れ&ブチ上がりの恋愛バトル!

という、公式サイトに書かれたストーリーの要約は、
本作のおもしろさを1%も伝えない。

最初の15分は、見ていてつらい。

人物が「マイナスの感情」をまき散らすからか。
しかしその理由が、過去をさかのぼることで、
徐々に明らかにされていく、中盤から、グイグイ引きつけられる。

恋愛で失敗して「やり直したい」と思う人は多いが、
その「もし」を現実化したら・・・という発想はおもしろいし、
多くの人は、自分の経験にもてらし合わせて、強く共感するだろう。

本作のテーマは
  ↓
  ↓
  ↓
  ↓
ずばり、「言語化」!!

自分の思っていることを素直に伝えれば、
恋愛はうまくいく。

しかし、それができないから、
恋愛はこじれるのです。

言語化の重要性に、
人物達が徐々に気付いてくところは、
とっても、引き込まれます。

4組のカップルの群像劇のように見えますが、
実際は小手先の恋愛映画ではありません。

「恋愛の失敗パターン」や「人間のマイナスの部分」が、
宝箱のように詰め込まれた作品(笑)。

なので見ていてつらいわけですが、
そこには「失敗事例からの学び」という「対処法」とセットになっているので、
最後にはポジティブな感情に包まれる。

涙があふれました。

「演劇っぽい作りだなあ」と思っていたら、
原作は演劇だったのですね。

その演劇っぽさが、ラストへの伏線にもなっている。

大島優子や趣里ら、4人の女優の演技が凄く良い。

彼女たちが、クライマックスで、
自信の本音を絶叫する。

言語化シーンでは、ボロボロと涙が流れます。

どこに着地するのか予想不能なストーリー。
最後までハラハラさせる。
アングラ演劇を見ている様な不思議な感覚。

好き嫌いは分かれるところはあるでしょうが、
私は好きだなあ。

『もっと超越した所へ。』樺沢の評価は・・・ ★★★★☆ (4・4)

公式サイトで予告編を見る
https://happinet-phantom.com/mottochouetsu/#

【全動画プレゼント】
あなたの悩みの95%は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画3313本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW

コメントを残す

*

CAPTCHA