書評/映画評

トレイン・ミッション〜予想不能のストーリー!  

最近見た映画の中での最優秀脚本賞決定!

映画『トレイン・ミッション』。

 

おもしろい!! というか、予想不能の展開。
ここまで、展開が予想不能の映画は、まず滅多にありません。

 

私も相当の映画ファンで、相当の映画を見ているので、
ラストのどんでん返しとか、大逆転とか、たいてい予想がつく。

 

リーアム・ニーソン主演のこの映画。
予告編も流れていないし。
でも、「あらすじ」を読んだら超絶見たくなりました。

 

他にも見たい映画がありましたが、私の映画ファンとしての直感が、
「この映画を見ろ!」と叫んでいるのです。

 

元警察官のマイケル。通勤列車で前に座った見知らぬ女性が言います。
「乗客の中から、ある重要な荷物を持った人物を捜して欲しい」。

 

ヒントは3つ。常連客ではなく、終着駅で降りる、プリンと名乗る乗客。
ミッションを達成すると、大金の報酬がもらえる。
お金に困っていたマイケルは、その申し出を受けることに・・・。

 

なぜ、彼がそんな依頼を受けたのか?
プリンとは何者なのか?
依頼人の真意は何か?
100人の乗客から、1人の人間をどうやって特定するのか?

 

手に汗握る心理サスペンス。
謎だらけのまま映画は、列車のように突っ走しります。
そして、想定不能な領域に突入していくのです!!

 

幸いに予備情報は、「あらすじ」以外に知らなかったので、
それもよかったと思います。

 

なぜか、劇場でも予告編が流れていなかったので、
予告編すら見ていなかったが、
おかげで「予想不能の展開」を存分に楽しむことができました。

 

帰宅して予告編を見ましたが、
少ながらずストーリーの展開を示唆する重要な映像が含まれているので、
これから見ようと思う人は、
予告編を見てはいけません。

 

列車という密室の中で、1人の人間を見つけ出すという心理サスペンス。

「オリエント急行殺人事件」を思い出しますが、
正直、「オリエント急行殺人事件」以上に予想不能です。

 

お気楽な娯楽映画が好きな人には全く勧めませんが、
緻密に張り巡らされた伏線。骨太で難解なサスペンス好きには、
たまらない一作といえるでしょう。

 

樺沢の評価 ★★★★★ (満点!! 年間ベストテンに入る水準)

 


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