書評/映画評

睡眠こそ最強の解決策である~睡眠の「気付き」を箇条書きで紹介

昨日紹介した、ホームラン本。

『睡眠こそ最強の解決策である』

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紹介前は、30,000位くらいだったのが、
先ほど確認すると、137位にアップしていました。

 

この本については、いろいろと書きたいことがたくさんありますが、
この本を読んで得られた私の「気付き」について、
箇条書き形式で紹介します。

 

夢には、つらい記憶をやわらげたり、過去と現在の知識を融合させて
創造性を刺激したりする働きがある。

←「人間はなぜ夢を見るのか?」について、
非常に詳しく解説されています。

 

一杯のデカフェのコーヒーには、
通常のコーヒーの15~30%のカフェインが含まれている。

←デカフェといえ、遅い時間に飲むと睡眠に悪影響を及ぼしますので、
注意が必要です。

 

2つの睡眠(レム睡眠とノンレム睡眠)で、記憶スペースの容量不足を解消する。

←レム睡眠とノンレム睡眠の意義、違いについて、非常に詳しく解説されています。

 

そもそもなぜ人間は、レム睡眠時に身体が完全に動かなくなるように
進化したのだろうか。それは、身体が動かないおかげで、夢の内容を実際に行動に
移さずにすむからだ。

←この仮説は、初めて知りました。

 

昼寝をやめたら死亡リスクが60%以上も上昇した。
(「シェスタ」習慣のあるギリシャ人を対象とした、ハーバード大学の研究。)

 

現代でもシェスタの習慣が残っている地域での男性は、
アメリカの男性に比べて、90歳まで生きる確率が4倍にもなる。

← やっぱり、昼寝は健康にいい!!

 

EQ(心の知能指数)の高さは、日々十分なレム睡眠をとっているかどうかで決まる。

←IQ(知能指数)と社会的成功との相関はありません。
一方、EQと社会的成功との相関はあると言われています。
つまり、社会的に成功するかどうかは、日々十分なレム睡眠をとっているかで決まる!
ということになりますね。

 

生れたばかりの時期に睡眠を奪われると、脳の発達の遅れは一生残る。

レム睡眠の不足と自閉症スペクトラムとの関係も指摘されている。

自閉症児は、健康児に比べ、レム睡眠の長さが、30~50%も短くなっている。

最もよくないのは、妊娠、授乳中の飲酒

←レム睡眠の不足が自閉症の原因、とまではいえないものの、
極めて密接に関係していることは間違いなさそう。

あなたの赤ちゃん、ちゃんと眠っていますか?

子供の夜更かしは、脳にダメージを与える可能性があるのです!

 

睡眠効率が低くなるほど、死亡率が高くなる。

←睡眠効率とは、「実際の睡眠時間」を「布団に入っている時間」で割ったもの。

トータルな「睡眠時間」と死亡率の関係はよく知られますが、長く眠っても、
効率的に眠らないと、健康効果は得られないということです。

 

睡眠を使って「創造力」や「記憶力」を高める方法など、
仕事術として使える点もおもしろいと思います。

 

私もほとんどの睡眠本を読んでいますが、
今までの本には載っていない、最新研究も多数紹介されていて、
「気付き」が満載の一冊です。

 

『睡眠こそ最強の解決策である』
(マシュー・ウォーカー著、SBクリエイティブ)
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