精神医学心の話

不安と心配は人生の無駄遣い

「将来、歩けなくなったら、どうしよう。」
 
「具合か悪くなって、救急車が呼べなかったらどうしょう。」
 
「将来、癌になるかもしれない。」
 
「風呂に入っているときに、脳卒中で倒れたらどうしよう。」
 
「足が痛いので病院に行ったら、筋肉痛と言われた。
 筋肉痛でこんなに痛くなるはずがない。
 別な病気じゃないかと心配。」
 
「病院で薬が出たけども、副作用が心配で、一回しか飲んでいない。」
 
「自分が死んだ後、子供がきちんと生活していけるか心配。」
 
札幌の実家に帰省した際に、私の母親が言っていた、
不安と心配の一部を引用してみました。

全部書き出すと、100個くらいになるし、
読んだ読者のみなさんが、具合が悪くなると思うので、
この辺にしておきます。

よくここまで、ありとあらゆる可能性にを心配して、
不安になれるものだと、感心します。

実際に起きる可能性が0・01%くらいのことを
100個くらい心配して、
毎日心配と不安だけらけで生活している。

そんな人生が楽しいでしょうか?

ある調査によると、
「不安の9割は実現しない」と言います。

つまり、将来に対する心配や不安は、
起きもしないことに対する「取り越し苦労」なわけです。

専門用語では、
将来の出来事を予期して不安になることを
「予期不安」といいます。
 
将来の病気の心配をするのは、全くの無駄。
「そのためのに、今、何をするのか?」が全てでしょう。

病気の予防のために、今、できる100%のことを
やりつくしていて、それで病気になるのならしょうがない。

これだけ病気のことを心配するなら、
もっと「予防」のために時間を使えばいいのに、
そうしたアドバイスをしても全く聞き入れないという・・・。

世の中の高齢者の多くは、こういう状態なのでしょう。

誰でも、幸福になれるし、不幸にもなる。
全て、考え方次第です。
 
もっと「今」に目を向けるべき。

「今」だけを生きれば、誰でも超絶ハッピーになれるのです。

将来、癌になるかもしれない。
→ 今、癌じゃない自分は、なんて幸せなんだろう。
 
将来、足腰が不自由になって歩けなくなるかもしれない。
→ 今、二本の足で歩いて、好きな所へ行ける。なんて幸せなんだろう。
 
とりあえず、薬を一回飲んでみたけども、副作用が出ていない。
→ 副作用が出ないなんて、なんて素晴らしい薬なんだろう!
 
足が痛いので病院に行ったら、筋肉痛と言われた。
→ 悪い病気でなくて本当によかった。なんて、自分はラッキーなんだ!
 
「風呂に入っているときに、脳卒中で倒れたらどうしよう。」
→ 今日、風呂に入ったけど、別に普通に気持ちよかった。
  脳卒中にならないなんて、なんてラッキーなんだ。

「将来」「未来」に注意を向けると、
「不安」と「心配」が山ほどでてきて、不幸になります。

「今」に注意を向けると、
普通に歩いて、普通にご飯を食べて、入院していなくて、
普通に仕事ができるだけで
「幸せ」で「楽しい」ことなのかが、わかるはずです。

誰でも、幸福になれるし、誰でも不幸にもる。
全て、考え方次第。

あなたは、どちらの人生を選びますか。

追伸

ちなみに、私は毎日がハッピーで、超絶、幸せです。



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