すぐに終わる仕事は、後回しにしないで今すぐ、
終わらせたほうがいい。
という話をすると、
「すぐに終わる仕事というのは、何分以内に終わる仕事ですか?」
という、いやらしい質問をする人がいます。
あるいは、「すぐに終わる」の定義をきちんと決めていないと、
「この仕事は5分で終わるけど、今やった方がいいかな?
それとも、後にした方がいいかな?」
と迷う人もいるかもしれません。
「どうしよう?」と迷っていると、
その時間がもったいないですね。
そのためにも、
「すぐに終わる仕事」の基準を決めておかなくてはいけません。
「すぐに終わる仕事」とは、
ズバリ「2分以内で終わる仕事」のことです。
これは、デビッド・アレンの
『ストレスフリーの仕事術—仕事と人生をコントロールする52の法則』(二見書房)
に書かれています。
では、2分の根拠というのは何か?
3分ではなく、1分50秒ではなく、2分という基準は・・・。
特にありません(笑)。
ただ目安として「2分」とイメージしておく。
「この仕事、すぐに終わるかな?」
よりも
「この仕事、2分で終わるかな?」
の方が、
「終わる」「終わらない」の決断を瞬間的に行うことができるので、
より合理的であると考えられます。
「2分で終わる仕事」とは、
一番、典型的なのがメールの返信でしょう。
「今、返信しないで、あとで暇な時に返信しよう」
と思ったら、後でもう一度メーラーを立ち上げて、
そのメールを探して、そのメールを開いて、もう一度読み直して…、
なんてことをやっていたら、
それだけで30秒か1分ぐらい経ってしまうでしょう。
今、返信すれば、1〜2分で終わるのに、
後回しにすることで、
余計にもう「1分」時間がかかってしまう。
なんという時間の無駄でしょう。
ということで、
「2分で終わる仕事」は、後に回さず、
今すぐ終わらせたほうが良いのです。