socialMedia

料理の脳科学的効用

昨日の昼は、料理教室に行ってきました。

東京カリ~番長 ! の出張カレー講座 vol.2
「子どもも喜ぶバターチキンカレー」篇

出張でカレーを作る料理ユニット。
「東京カリ~番長」は、カレー好きであれば、
知らない人はいない有名ユニットです。

一度はそのカレーを食べてみたいと思いながら、
店を構えているわけではないので、
彼らの作る料理を食べたくても
なかなかチャンスに巡り会えませんでした。

今回、いつも私が行く、「蔦屋家電」の
パナソニックの「リライフ・スタジオ・フタコ」に
東京カリ~番長が来~る~~!!
ということで、早速、申し込み、行ってきました。

東京カリ~番長、リーダーの伊藤盛さんが、
「バターチキンカレー」の作り方を教えてくれました。

料理風景

「バターチキンカレー」は、
インドカレーでは珍しくタマネギを炒めないで作るために、
カレーとしては簡単に作れる部類に入るそうです。

調理中のカレー

スパイスの種類などもたくさん使うわけではありませんが、
スパイスを入れるタイミングとか、火加減とか、
炒める時間とか、それぞれにちょっとしたタイミングがあります。

カレーに使用したスパイス 

そこをおさえると、美味しいカレーができて、
そこを失敗すると、スパイスや素材の良さを殺してしまう。
ピントのぼやけたカレーになってしまうそうです。

伊藤盛さんのトークもおもしろく、1時間15分ほどで、
「バターチキンカレー」が完成しました。

バターチキンカレー

そして、試食タイム。

口の中でカレーがとける。
まろやかな口当たり。
そして、チキンにもスパイスがしみて、やわらかく、ふわっとしている!
絶品です!!

調理自体は簡単。
チキンを切って、材料を混ぜて、
かき混ぜて加熱するくらいですから。

こんなに簡単に本格的でおいしいカレーが作れるのか・・・
と感動いたしました。

さて最近、月1くらいのペースで料理教室に来ていますが、
料理教室にはいろいろなメリット、さらには脳トレ効果があります。

ということで、「料理」の脳科学的効用について
まとめてみます。

(1)料理は脳を活性化する!

「脳トレパズル」で有名な東北大川島隆太教授と東京ガスとの共同研究。
料理中の脳を光トポグラフィーで計測したところ、
調理中やその前の献立立案中に
大脳半球の前頭連合野、特に作業の記憶や行動の立案、問題解決などと関連する
背外側前頭前野の活性化が認められました。

また、高齢者と子供を対象に、
3ヶ月の調理習慣を導入する生活介入を行った実験では、
脳機能検査において得点の向上が認められ、
料理が高齢者の認知トレーニングとして
また親子調理が子供の脳機能に良い影響を与えることが示されました。

(2)ワーキングメモリ(作業記憶)、段取力のトレーニング

料理というのは、複数の工程を同時進行でこなします。

つまり、脳の作業領域であるワーキングメモリを上手に使わないと
段取り良く作業を進められないのです。

ということで、「料理」をすることで、
ワーキングメモリを鍛えられるのです。

また、「段取力」を鍛えるのにも、
格好のトレーニングとなります。

(3)認知症予防効果

料理を作るというのは、かなり複雑な作業で、
野菜の皮をむいたり、野菜を切ったりと、
手先の器用さも必要です。

楽器、手芸、料理など、手先の器用さ、複雑さを要する軽作業は、
認知症の予防に役立ちます。

また、「社会性」を保つことが、認知症の予防に役立ちますが、
「家族のために料理を作る」ということは、
家族に喜ばれる、感謝される。
あるいは、「家族の役に立っている」という自己重要感を満たすため、
認知症予防効果があると考えられます。

あるいは、逆に認知症を発病すると料理ができなくなる。
あるいは味付けがおかしくなる、ということもあります。
認知症の予防だけではなく、認知症の早期発見にも料理は有用です。

認知症の老人のデイケアとしても、
昔から「料理」は定番の作業として取り入れられています。

(4)コミュニケーションのトレーニング

料理教室のように複数で料理を作る場合、
互いの「協力」や「調整」ということが不可欠になります。

つまり、コミュニケーションが必須であり、
料理を通してコミュニケーションのトレーニングができるし、
メンバー同士で仲良くなる、ということも起きます。

昔から、精神科のデイケアとして「料理」が行われていますが、
普段ほとんど言葉を発しないコミュニケーション下手な患者さんも
料理の活動には楽しそうに参加し、
珍しく他の患者さんと会話している姿を見かけたりしています。

コミュニケーションのトレーニング。
あるいは、人間関係を深めるためにも重要。

夫婦で料理を作る。
お親子で料理を作るのは、とても良いことなのです。

他にも、ストレス発散、気分転換など、様々な効果が期待されます。

ということで、料理は良いことづくめ。
是非、生活習慣に取り入れてください。

伊藤盛氏と2ショット

【全動画プレゼント】
あなたの悩みの95%は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画1500本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW

↓ 【樺沢紫苑公式メルマガ】の登録はこちらから(※メールアドレスを入力)

コメントを残す

*

CAPTCHA