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パンドラの箱を開く勇気 ~『父滅の刃』感想キャンペーン最優秀賞の感想文紹介

昨日、”『父滅の刃』感想キャンペーン”の最優秀賞、優秀賞の
23人を発表しました。

今日は、3人の最優秀賞に選ばれた1人、
松澤誠一さんの感想文を紹介します。

▽ ▽ ▽  ココから  ▽ ▽ ▽  

私は父滅の刃を読んで、
初めは自分のなかのパンドラの箱ならず、本を開くような思いでした。

今回のタイトルもそうですが、
前身の「父親はどこへ消えたのか」のタイトルからしても
最後まで和解できずに死んでしまった父親と自分との葛藤の日々を
思い起こさせる気がしたからです。

和解が済む前に父親が死んでしまった私としては、
父親を反面教師にするしか方法がなかったです。
私が幼き頃、暴力的で母親や兄弟を怒鳴り散らすという、
父性が強すぎる父親で、とても尊敬などできず、
ましてや目指そうとは思いませんでした。

思い起こせば、常に自分は将来、平穏な普通の家庭を築いていきたい
と願っておりました。

同時に私自身、ホリエモンさんや
元2ちゃんねんる管理者のひろゆきさんなど異端児で
影響力のある人に惹かれやすく、
その人の本を読み漁ったり、テレビを観たりし、
また会社に入るときも一癖も二癖もある
カリスマ性のある社長がいる会社を求めていました。

本書にあるルーク・スカイウォーカーの
父親探しのように・・・。

映画の王道の主人公よりもアウトローに人気が集まるのも合点がいき、
自分自身もそうでした。知らず知らずのうちに樺沢先生のファンに
なったのもここに通ずる気がします。

しかし、この本を読んで実際には、
良い気づきの連続でした。

私の妻の顔も見せらせずに亡くなった父親、
尊敬できなかった父親でしたが、
母親と一緒に知られざる過去を紐解いていくと
物心がつく前に産みの母親は病死し、
実の父親は蒸発してしまい、
身寄りのない私を引き取ってくれて一所懸命に育ててくれたことに
心から感謝の気持ちが芽生えました。

ここで父親との和解は成立した。

と思ったのですが、
数年前から墓参りも妻と子供を連れて
前向きに行かれるようになった気がします。

そうです!
父親殺しはすでに完了していたことに気づき、
気持ちが晴れました

他方、
父親はどうあるべきか?
父性はどうあるべきか?
についてここ数ヶ月、
こんなに考えたことはありませんでした。(笑)
・自分で突破する力を身につける
・人間関係について自分で考える
・自分でto doを考える
・自分で決め、断ち切り、自分でやらねばならない。

・自分でなんとかしろ!
・自己成長しろ!
・規範、ルール、ビジョンを示し、社会で示す
7つ並べて客観視すると、社会全体で不足している、
もしくは消えてしまっている部分であると、気づきました。

映画を題材にして分析をし、
父性について分かりやすく訴えかけているのを感じました。
また、父性に注目をして、
映画を観ると面白さも学びも倍増することも大きな気づきです。
鬼滅の刃は、父性と母性のバランスが良く取れていると書かれていますが、
今ではその意味が分かる気がします。

炭治郎の厳しさと優しさ、
切り抜けようとする力、鬼に寄り添う器量、今の社会に必要な能力を兼ね備えている。
⇒なので、映画もこれだけの大ヒットにつながっているのだと合点がいきました。

父性消滅は、身近なところでも起きています。
現在勤めている私の会社がそうです。

業界的に過渡期であり、コロナの影響もあり、変革を迫られております。
しかし、誰かがやってくれるだろう、このままでいいという風潮があります。

かつてイケイケだった社長もまだ若いにも関わらず、
早めの事業承継だとかでこじつけて及び腰です。
これは当社だけでなく多くの中小の企業にも見られるようです。
このままでは会社も個人も生き残れないと危惧し、
私ともう一人パートナーを作り、会社変革にチャレンジしております。

トップダウンからの変化ではなく、
内部から熱を集めて爆発させるボトムズアップの変化です。

なかなか思うように進まず、苦戦をしていますが、
炭治郎のようにあきらめず、食いつき、
自分で何とかするという気構えで挑戦を続けるつもりです。
子供との向き合い方については、
まずは自分は子供の『灯台』となり得ているのか問うきっかけとなりました。

仕事中心になっていないか?
コミュニケーション不足ではないか?

ただただ優しく接するだけでなく、
時には厳しく、会社でも個人でもビジョンや規範を示し、
自分の背中を見せて、時にはぶつかり、
社会的な距離感を身に付けさせていければと思います。
最後になりますが、『父滅の刃』を読んで、
私としては長年とれずに残っていた心のしこりが取れた気がします。

進むべき方向もはっきりとしてきたと思います。
こんな時代だからこそ、誰かがやってくれるという思いは捨てる!
まい進すれば、周りもおのずと応援してくれ、
小さな積み重ねで大きな事を成し遂げられる!
という勇気を頂きました。
ありがとうございました!

△ △ △  ココまで  △ △ △

すさまじい自己開示。
まさに、映画版『鬼滅の刃』を見ているかのような迫力のある文章です。

人は、誰でも「父親」とのドラマを持っています。

「確執」というとネガティブですが、
「ドラマ」というと、わかりやすく受け入れやすい。

自分の父親との関係性を振り返る松澤さんのスタンスが、
とても「ニュートラル」なので、
読んでいて、非常に清らかな気持ちになってきました。

『父滅の刃』を読むと、自分の父親とのドラマを思い出さざるを得ません。

それは、「パンドラの箱」を開くことでもありますが、
今までの「人生のわだかまり」の解消であり、
「大いなる一歩」「飛躍への一歩」を踏み出すこと
でもあるのです。

あなたも、『父滅の刃』を読んで。
「大いなる一歩」「飛躍への一歩」を踏み出していただきたい!!

樺沢紫苑の最高傑作!
『父滅の刃 消えた父親はどこへ』
(樺沢紫苑著、みらいパブリッシング)

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