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点ではなく線で味わう

玉川高島屋の「大北海道展」で、
札幌ラーメン「けやき」をいただきました。  

行ってみたら30人くらいの行列ができていて、
「こりゃダメだ」と思ったものの、行列整理のおばさんが
「結構、進みますよ」というので、その言葉を信じて行列にならぶ。

確かに、行列は進む。
15分で席に案内された。  

注文は、「五色ラーメン」、すなわち「全部のせ」。

「けやき」本店は、札幌でいつも行くバー「無路良」の向かいにあるので、
店の前は何十回と通っているのですが、
いつもすごい行列ができているので一度も食べたことがなかったのです。

去年、たまたま行列がなかった日があったので、
本店で食べて、はまりました。  

野菜とひき肉を炒めて、そこにスープを注ぎ、
野菜やひき肉のうまみをスープにうつして、最後に味噌で味を整える。

伝統的な札幌味噌ラーメンの作り方で、
大学生の頃によく食べて元祖札幌味噌ラーメンの「味の三平」に通じる
おいしさがあるのです。  

やっぱり、最近のラーメンは脂っぽいスープが人気なので、
野菜のうまさがスープに行き渡る、脂に頼らないスープのおいしさ、
というのにひかれるのです。  

本店で食べたときよりも、少しだけしょっぱい気がしましたが、
本当においしい一皿。本店の味をそのまま楽しめると言って良いでしょう。

私もいろいろと、おいしい店の食べ歩きをしていますが、
最近は「点」ではなく「線」で食べることで、
より味わいが深まる気がしています。

同じ店でも、昔と味が変わっている。
似た系列の他店と比べてどうなのか。

そこの店は、どの店で修行していて、
その店の影響をどれだけ受けているのか。

最近のブームの中で、どんな位置づけの店なのか。

そうした、「比較」の中で、いろいろなものが見えてくる。

たくさん食べれば食べるほど、
絶対的に「おいしい」というものは、本当に少ないと思えてくる。

しかし、「線」で食べることで、
その店の「努力」や「工夫」が見えて、
今は成長過程だけど、さらにおいしくなりそうだという、
「時間軸」を楽しめるようになっていく。

これは、グルメの楽しみの重要なポイントだと思うのです。

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