本日、ポートランドで、NIKEの本社を視察、
NIKEのデザイナーである日本人、トム・ミナミ(南哲也)さん
の案内で、NIKE社の実情、マネージメントなどについて、
教えていただきました。
トムさんは、イノベーション部門を束ねるチーフ。
その上は、副社長となるそうで、日本でいうと「部長」クラスでしょうか。
そんな世界的な企業で日本人が活躍していた、
ということにまず驚かされます。
イノベーション部門とは、5〜6年に会社がどのような方向に進むのか。
次の時代の新商品のコンセプトやアイデア。
あるいは方向性を決める、重要な部門だそうです。
トムさんは、30人ほどのリーダークラスをとりまとめていますが、
その仕事の中でも重要なことは、
(1)ポジティブなエネルギーを与える
(2)長所伸展する働きかけをする
ことだと。
つまり、細かいことをあれこれ指摘するのではなく、
「ポジティブなフィードバック」「勇気付け」で、
前向きに、ポジティブに働ける雰囲気や関係性を作るのが、
もっとも大切なのだと。
「ポジティブ」という言葉が、何度も聞かれたのは
興味深かったです。
NIKEの本社は、大学のキャンパスのような作り。
広大な敷地の中に、20以上の大きな建物があって、
1万5千人が働いています。
他の会社と違うのは、サッカー場、バスケのコート、プールなどがあって、
社員は自由に使えるとのこと。
昼休みは、
こうした施設で身体を動かす社員も多いそうです。
そして、公園、庭園、大きな池など緑が豊富なのも特徴です。
運動×自然(緑)。
自由な雰囲気で、創造性が高まるのか・・・
と改めて思いました。
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