マドリッドで最後の店となった、
生ハムバル「Museo del Jamon」が最高に良かった!!
4種類の生ハム、サラミとチーズの盛り合わせが、8.5ユーロ。
(1ユーロ=約130円)
さらに、ビールが1ユーロだが、ビール一杯頼むごとに、
無料のお通しが一品ついてくる。
パエリヤ一人前も、無料のお通しなので驚かされる。
結局、ビール2杯を飲んで、
10.5ユーロという信じられない会計。
生ハムの味も最高、パエリヤも最高、コスパ最高のお店である。
さらに、驚かされるのは、店員の動きである。
店は非常に混んでいて、
カウンターの客から、次から次へと注文が入るが、
スペインとは思えないほどキビキビとした動きで、
次から次へと注文を処理していく。
ビールなどは、1分ほど出てくるので、
ものすごく要領が良いのだ。
今回のスペイン旅行では、
明らかにやる気のない店員もたくさん見てきたが、
この「松屋」や「吉野屋」のような、テキパキとした動きは、
凄いなと思った。
スペイン人は、働かない。
スぺイン人は、仕事に対する熱意がない。
という話はたくさん聞いたけども、それは全てではない。
「日本人は勤勉」というが、勤勉でない人がたくさんいるように。
この店では、全ての店員がテキパキ動いていたので、
「個人の資質」ということではなく、
店の教育であり、店の効率的なシステムのせいだと思うのだ。
実は、この2日前にスペインの人気スポット「ストリートXO」
というレストランを訪れた。
三ツ星レストランを経営するシェフの新形態のカジュアル店。
鼻ビアス、耳ピアス、モヒカンといった、
過激なファッションな若い店員がサーブしてくれるのだが、
そのきめ細やかなサービスに驚かされる。
すぐに皿やフォークを交換してくれるし、
私のサプリを飲んだ後の紙くずも、30秒後には片付けられていた。
値段はカジュアルだが、サービスは三ツ星レストランのサービスであり、
味も盛り付けも本格的なみのであった。
ここでも、鼻ビアスの若者を、どのように教育しているのかが、
とても気になった。
店員、全員が、そして組織的に、効率的に動いていたからだ。
やはり、「教育」は人をここまで変えるのか・・・。
教育次第で、非効率な人間も、効率的な人間に
変えることができるということか。
店員に、「この店はサービスがいいね」と言うと、
「楽しいからやっているだけ」と答えた。
それは本音だとは思うが、
舞台裏の苦労はかなりあるはずだ。
そんな気がした。