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あなたのメンタル疾患が、なかなか治らない理由。

非常に重要な話をするので、
睡眠薬を服用中の方は、
必ず最後まで読んでください。

 
私のYouTubeでは、
毎日30〜50問の相談が寄せられます。
 
その中で最も多い相談は、
「メンタル疾患を何年も治療しているが、
なかなか治りません」というものです。
 
私の結論は、
「睡眠、運動、朝散歩」
生活習慣の改善でメンタル疾患は回復する!

というものです。
 
しかし、
「睡眠、運動、朝散歩をしているのに、
ちっとも改善しません」
という方が多いのです。
 
不思議だな・・・。
なぜ?
なぜ?
 
ある交流会で、
「睡眠、運動、朝散歩を何年もしているのに、
ちっとも改善しません!」
という方がいましたので、
その人に詳しくインタビューしてみました。
 
睡眠がきちんととれているということですが、
何時間眠っていますか?
 
樺沢さんの言うとおり、8時間眠っています。
睡眠薬を飲んで。
 
そうか!!
そうだったのか!!
  
この気付きを得てから、
「何年も治療しているのに回復しません」
という人と会うたびに、
詳しくインタビューをしましたが、
そのほとんどの人が、睡眠薬を服用していました!!
 
睡眠薬を飲み続けると、メンタル疾患は治らない!

なぜならば、 
睡眠薬を飲んでいる限り、
質の良い生理的な睡眠がとれないので、
脳は十分に回復できない
からです。

なので、
私は昔から睡眠薬は、
ほとんど処方しないできました。
 
睡眠薬は「生理的な睡眠を破壊する」ことを
ほとんどの患者さんは知りません。
 
おそらく、内科医や心療内科医も知らないし、
不勉強な精神科医も知らないでしょう。
 
現在、睡眠薬の主流になっている
ベンゾジアゼピン系睡眠薬は、
睡眠時間は確保しますが、睡眠の質を悪化させます。

 
浅い睡眠を増やすことで、
レム睡眠も深い睡眠も減らしてしまうのです。
 
人間の脳は、
「レム睡眠」と「深い睡眠」を、
リズムよく繰り返すことで、
脳の疲労回復、身体の疲労回復をしています。
睡眠薬は、そのバランス、サイクルを崩します。
 
「レム睡眠」や「深い睡眠」が減ってしまうと、
疲労回復できないのです。

「深い睡眠」のときに、
成長ホルモンの分泌が上昇し、
逆にストレスホルモンの分泌が抑えられるなど、
「深い睡眠」が作り出すホルモン環境が
身体の回復に寄与することが、
以前より知られています。
 
筑波大学の最近の研究ですが、
レム睡眠中に、大脳皮質の毛細血管の血流が
2倍になることが発見されました!(マウス)
 
日中に激しい運動をしても、
そこまで血流は増えません。
 
毛細血管では、二酸化炭素や老廃物を回収する
物質交換を行いますが、それが睡眠中。
特にレム睡眠に活発化していることが示されました。
 
またレム睡眠中は、記憶の整理を行います。
映画『インサイドヘッド2』でも、
前日の出来事の記憶(玉)を整理するシーンが
ありましたね。
 
つまり、レム睡眠は、脳の活動に、
絶対に不可欠な睡眠なのです。

それが、睡眠薬によって減ってしまうとしたら・・・。
 
8時間眠っても、
脳と身体が回復しなければ、
睡眠の意味がありません。
 
そんな「生理的な脳の回復」が得られない
不自然な状態で、
メンタル疾患が改善するのでしょうか?

実際、睡眠薬を服用している人の多くが、
朝起きて「疲労感」「だるさ」「疲れがとれない」
という感覚を自覚しているはずです。
 
それは、睡眠薬の一部が身体に残っている
せいもありますが、
実際に、疲れがとれていないのですから、
当然のことです。
 
睡眠薬を飲む人は、
「強制シャットダウンされたように眠る」
と言いますが、
睡眠薬は強制的に脳の覚醒をオフにします。

つまり、脳と身体の疲れを回復する
「正常な睡眠」とは、ほど遠いのです。

重度のうつ病の患者さんでは、
一睡もできない。
3時間しか眠れない。
という方もいます。
 
そういう人には、緊急処置として、
睡眠薬で強制シャットダウンしてでも、
6時間以上寝る必要があります。
あくまでも、緊急事態なので。
 
しかし、治療開始して、
3ヶ月も経っているのなら、
緊急事態が終わっているのなら、
睡眠薬は、減量、中止するべきです。
 
本来の「脳の回復」を妨げるからです。
 
「朝散歩しよう」と言っても、
「朝きられない」「朝から疲れている」
という反論が帰ってきますが、
それは「睡眠薬の副作用」ではないでしようか?
 
(治療開始して、3ヶ月未満であれば、
病気の症状かもしれませんが)
 
睡眠薬を服用する
→ 疲れがとれない
→ 朝起きられない
→ 朝散歩できない
→ 昼まで寝ている
→ 体内時計がずれる
→ 眠気が出ない
→ 睡眠薬が必要!
 
この負の連鎖から抜け出すには、
どうすればいいか考えてください。

睡眠薬をやめるしかないでしょう。

睡眠薬をやめない限り、
メンタル疾患が回復に向かう
はずもないのです。

 
ということで、治療開始から、
半年とか1年以上たっている人は、
睡眠薬を減らし、中止する努力をするべきです。
 
主治医の先生に、
「睡眠薬を減らせませんか?」
と、相談してみましょう。

睡眠薬を減らす方法については、
樺沢のYouTubeに動画が上がっていますので、
参考にしてください。

https://www.youtube.com/@kabasawa3/search

あなたがすべきことは、
「朝散歩」と
「運動」(汗を流すような運動を週に2〜3回)
です。

ということで、
睡眠薬を飲むと、レム睡眠、深い睡眠に
影響を与え、睡眠の質を悪化させて、
脳と身体の回復を妨げる。

「何年も通院しても治らない」という人は、
その「治らない原因」の1つが、
「睡眠薬の常用」かもしれません。
 
もちろん、睡眠薬が
治らない原因の全てではありません。

早く回復したければ、
早く社会復帰したければ、
生習習慣を改善して、睡眠薬に頼らない、
「通常の睡眠をとる」ことが、
何よりも大切です。

追伸
睡眠薬を突然中止すると、
反跳性不眠、離脱症状などの有害反応が
出ることが多いです。

薬の減薬、中止は、
主治医と相談しながらすすめてください。

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