「体調が悪いのに出歩くとはけしからん!」
「なぜ、体調が悪いのに出歩いて、ウィルスをまき散らすのか?」
といった批判もありますが、
「体調が悪い」人は、「自分が体調が悪い」とは
気付かないものなのです。
うつ病の患者さん。
かなり重度になってから来院されます。
どうして、もっと早く来なかったのですか?
「別にたいしたことがないので、様子を見ていました」
精神科医の視点でみると、
明らかに「重度」の患者さんでの話し。
それ、「うつ病」だからと思うでしょうが、別な話もあります。
例えば、「がん」の患者さん。
初めて病院を受診して、進行した「がん」が発見された患者さん。
詳しく問診していくと、数年前から「体調不良」の存在があったりします。
「どうして病院に来なかったのですか」と聞くと、
「たいしたことないと思った」と答えるのです。
「自分が具合が悪い」を「軽症」で気付くことができるのなら、
「うつ」をこじらせる人もいなし、
「がん」が進行するまで気付かないということも、そうそうないはずです。
(一部、全く無症状のがんもありますが)
「自分の具合の悪さ」「自分の調子の悪さ」をきちんと観察し、
自分の異常に早くから気付ける人は、意外と少ない。
むしろレアと考えていいでしょう。
私は、自分自身を観察する能力を、
「自己洞察能力」と呼びますが、
「自己洞察能力」が低い人は、病気をこじらせやすい。
「自己洞察能力」が高い人は、「ちょっと調子か悪い」段階で、
対応、対処ができるので、病気にならない「未病」の状態で対応が可能。
病気にまで進行させることもないのです。
ですから、病気の予防のためにも、自己洞察能力を鍛えましょう。
そのためには、「日記」を書くと、良いトレーニングになりますよ、
と何度もお伝えしています。
『インプット大全』P202-203
「63 自分を知る/自分と向き合い、自己洞察を高める」
コロナ感染で、発熱や咳などが出る前に、
無症状の時期があり、その時期においてもウィルスを排出し、
感染を広げている、と言われます。
私は、「無症状の時期」は、本当に、完全に、ウルトラスーパーに
無症状なのか? ということを疑います。
当然、コロナウィルスが、身体の中で増えているし、
それに対する免疫応答(免疫細胞とウィルスとの熾烈な戦い)が
開始されているわけですから、
全くの無症状、健康そのもので、絶好調の状態である、
とは考えづらいです。
身体がだるいとか、ちょっと熱っぽいとか、寒気がするとか。
日常生活には、ほとんど支障がないとしても、
「なんとなくおかしい」というのは、あるはずです。
約5日(1~14日間)の潜伏期間。
「体調万全」「体調完璧」「絶好調」だった人が、
ある日を境に、突然熱発して、咳をしまくる、
ということは(まず)ないはずです。
きちんと、自分の身体状態を詳細に観察さえしていれば。
明らかな「発病」より前に、
何がしかの「不調」や「違和感」はあるはずです。
そこをきちんと観察することが、
「コロナ収束」のためにできる大きな貢献なのです。
なにがしかの違和感を感じたなら、絶対に外出しない。
それによって、
コロナウィルスの広がりは阻止できます。
コロナウィルスを広げてしまう人は、
これだけ、コロナウィルスが騒がれてるのに、
「自分の体調」に無関心、あるいは鈍感なのです。
あるいは
「まあいいか」とか「このくらい、たいしたことないだろう」
という、根拠のない楽観主義を持っているかもしれません。
ということで、
自分の体調を詳しく観察し、異常なところはないのか?
風邪のような症状は、微塵もないのか?
少しでもあるのなら、絶対に外出しない!!
コロナを収束させるために、
こうした努力をしっかりと行っていきましょう。
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