本日の新型コロナウイルス。
東京都の新規の感染者は、「5人」。
1日当たりの感染者が2日続けて1桁となるのは
緊急事態宣言が出されて以降、初めてです。
また、感染者が30人以下となるのは11日連続。
東京都の重症者病床使用率は、なんと13%(5/18発表データ)。
どうみても、緊急事態宣言、解除してもいいでしょう?
0人になるまで、続けるつもりか?
我々のメンタルは、もう限界である!
精神科医の視点から、提言しておきます。
これ以上、外出自粛を続けると、
「うつ病」が爆発的にふえて、
コロナ死亡者数をはるかに上回る自殺者が出ます。
「うつ病」というのは、
ストレスに暴露してから、
すぐに起きるものではありません。
重度のストレスが、2~3ヶ月続くと、
脳内の「セロトニン」や「ノルアドレナリン」の
脳内物質の貯金がなくなって、枯渇してしまう。
それが、うつ病の発症です。
緊急事態宣言は、6週間ですが、
コロナ不安が強まったのは、2月の上旬から。
そう考えると、
「うつ病」の危険期間である「3ヶ月」を突破しています。
緊急事態宣言が続く首都圏の
1都3県の人口が、3,600万人。
仮に1%がうつになると考えると、36万人ですから、
それだけで精神科の医療崩壊が起きます。
日本人のうつ病患者数100万人。
1.2億人に対して約1%がうつ病。
つまり、通常のうつ病発生率と同程度の発症が、
極度の拘禁ストレス、経済的なストレスに
よって引き起こされたら、
という仮説で「1%」です。
自殺者の4割が「うつ病」。
2019年の自殺者数は、2万人。
なので、うつ病の自殺者数は、8千人。
うつ病100万人に対して、8千人が自殺で亡くなる。
とすると、10万人に対して、800人が自殺しているということ。
仮に36万人のうつ病患者が新規に発生した場合、
自殺者の推計は、2,880人となります。
仮に、
うつ病の発生率を0.5%と試算しても、
1,440人の自殺者数です。
現在のコロナ感染による死者数は、773人ですから、
その数を超える自殺者が出ることは間違いないでしょう。
あくまでも、もうしばらく
例えば、このまま月末まで(あと10日間)
緊急事態宣言が続き、
多くの人たちが、うつ病発症の臨界点を超える
という仮定での数字です。。
また、
緊急事態宣言が解除されたからといって、
コロナの不安や、経済的な不安がゼロになる
わけではないので、
私たちは引き続き「ストレス」や「不安」に
さらされます。
5/21 に、緊急事態宣言解除についての見直しが
行われるようなので、
とにかく「外出自粛」の緩和が行われることを、
強く希望します。
今は、「コロナウイルスの危険」よりも、
「コロナうつ」と「コロナ自殺」の危険度の方が、
はるかに怖ろしい、と精神科医の私は考えます。
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