『余命10年』、魂が揺さぶられました。
10回泣きました。いや、12回か・・・。
多すぎて途中で数えられなくなりました。
いまだかって、12回も泣いた映画の記憶がない。
とするならば、人生で最も泣いた映画、と言えるかもしれません
今までの樺沢が最も泣いた映画はコチラ
https://amzn.to/3hLBzEP
『余命10年』は、「生きる」というテーマを、
どストレートに扱っています。
しかし、このテーマは難しい。
「難病もの」は、映画やドラマで、散々描かれていますから、
観客も慣れているし、非常に難しいジャンルです。
ありがちな、お涙頂戴の安っぽい演出では、
ちっとも心に響かないし、涙も流れません。
そんな中、小松菜奈の演技が凄い!!
まあ、私は以前より小松菜奈推しではありますが、
本作は、小松菜奈史上最高ではないでしょうか。
先日、藤井道人監督(『新聞記者』)の『情熱大陸』を見ました。
藤井監督の演出が、俳優陣の魅力を引き出したのでしょう。
例えば、病人が倒れるシーン。
リアリティに疑問を持った藤井監督は、
監修の医師に映像を送り、倒れ方が不自然ではないか、
丁寧に確認するのです。
実際に、まつり(小松菜奈)が倒れる映像は、
映画で見ると、ほんの数秒です。
その数秒に、ここまで心血を注いで演出しているとは。
全てのシーンが、自然でさりげないのです。
主人公に限らず、脇役たちも。
その現場を生で見ているかのように、臨場感があり、
心に刺さるのです。
坂口健太郎も、最初と最後で目の輝きが全く違います。
最初は、「抜け殻のような目」で、最後は「自信と頼りがいのある目」を
していました。
目の輝きによって、彼の人間的成長が見事に表現されていました。
黒木華、松重豊、リリー・フランキーなど、
脇役陣も素晴らしい存在感と演技をみせます。
黒木華は、大好きな女優でありまいすが、
本作では、登場シーンが少ないながらも、
圧倒的な存在感がありました。
本作を見ると、生きているだけで幸せ。
今日を楽しく生きることが大切というテーマが心に響くはず。
ほとんどの人は、病気になって初めて、
「健康」の重要性に気付く。
本作を見ることで、
「生きているだけで幸せ」と気付くことができれば、
「死にたい」という気持ちもなくなるでしょう。
ということで、
1人でも多くの人に見ていただきたい作品です。
『余命10年』 樺沢の評価は・・・★★★★☆ (4・7)
年間ベスト10の上位に入るレベルです。
【全動画プレゼント】
あなたの悩みの95%は解決する。
YouTube「樺チャンネル」の全動画3313本のリストをプレゼント中。
今すぐダウンロードしてください。
https://canyon-ex.jp/fx2334/z6j0NW