読書から「気付き」を得る。
そして、「自己成長」を加速するには、
どのような読書術をすればいいのでしょう?
知りたい方は、
本日の記事を最後まで、お読みください。
『記憶脳』感想キャンぺーンの
最優秀賞受賞者の感想を紹介しています。
2人目は「みそしるワカメ」さんです。
▽ ▽ ▽ ここから ▽ ▽ ▽
◎読むきっかけ ど忘れが悩み
2月になってからの私の悩み。
それは「ど忘れ」がひどいこと。
<現状>
2月1日、訪問先に個人スマホを忘れる
2月6日、2泊3日の出張にもかかわらず、着替えを一式忘れる
2月10日、帰省する際、化粧道具を一式忘れる
2月18日、訪問先に仕事ノートを忘れる
2月27日、訪問先に会社スマホを忘れる
2月29日、訪問先に納品するものを持ち帰ってしまう
3月5日、自宅に会社スマホを忘れる
気をつけようと、注意はしている・・。
小学生の頃のように持ち物リストを作成して、
準備や確認をしているのだが、この有り様なのだ・・。
もしかしたら認知症かも、とさえ思う。
それでも、何とか現状を打破したいと考えて、
樺沢紫苑著『記憶脳』を読むことにした。
「認知症」「ど忘れ」をキーワードに
『記憶脳』を読み進め、
そこでの気づきを読書感想にした。
◎気づき 認知症ではない、ど忘れの原因
>『認知症の場合は、「記憶の本体」、
つまりエピソードが丸ごと失われてしまう』
(p75)
>『「記憶を引き出せない」ことを「忘れる」といいますが、
それは「記憶の検索」から「記憶の本体」を
引き出すことが障害されているだけ。
「記憶の本体」そのものが失われているわけではありません。』
(p75)
(自慢ではないが)冒頭のように、
物忘れエピソードを検索できているので、
私は認知症ではないことが分かった。
それに気づけた時、とても安心した。
では、どうして、
私はど忘れを連発してしまうのか?
そのヒントも本書にあった。
>『ど忘れは、認知症や長期記憶とは直接、
関係がありません。』
(p228)
>『人間の記憶力は、膨大な情報を記憶できる
ポテンシャルを持っているものの、情報入力の入口は非常に狭く、
簡単にオーバーフローを起こしてしまいます。』
(p228)
>『作業記憶で一度に処理できる情報量は非常に少ない。
そして、その情報量を超えると、処理スピードが著しく
低下するか、作業停止してしまう。あるいは、
今聞いたばかりのことを忘れてしまう
「ど忘れ」が起きてくるのです。』
(p230)
つまり今の私は、入口の狭い作業記憶=脳メモリで、
膨大な情報を処理しようとして、
それに失敗し続けているのだ。
そこで『脳メモリを最大化する7つのルール』(p232)
を使って、自分の脳メモリをチェックしてみた。
◎脳メモリチェック 私の現状把握
(1)マルチタスクをしない → 〇
樺沢紫苑著『集中力がすべてを解決する
精神科医が教える「ゾーン」に入る方法』を読んで、「
TODOリスト」を日常に取り入れた。
その日、その時、やることに集中できるように
習慣づけている最中。
マルチタスクをしないように、
意識して行動をしている。
(2)気になることは全て書き出す → 〇
毎朝「TODOリスト」に
気になることを吐き出すようにしている。
途中で思い浮かんだことも
「TODOリスト」に手書きしたり、
自分宛にメッセージを送るように心がけている。
(3)未完了タスクを貯めるな → 〇
「TODOリスト」内に
案件が収まるように気を付けている。
案件数が増えてきた時は、
簡単に消化できるものをまとめて片づけている。
複数案件が一気に消えるので、仕事進んでる〜!
という達成感あり、サイコーな気分になれる瞬間である。
(4)「2分ルール」で仕事を加速する → ×
「2分でできることは『今』やってしまう」
というルールだそうだ。
今の私は、
とにかく「今に集中!横やり案件は「TODOリスト」へ!」
をモットーにしていたので、
案件数が膨れ上がりやすかった。
(5)決断は「30秒ルール」で行う → ×
『5秒で判断しても、じっくり考えても判断しても、
ほとんどの場合は、判断結果は変わらない』(ファーストチェス理論)
という実証結果があることを知った。
脳メモリに負担をかけないため、即断即決を心がけ、
どうしても判断ができない時は、
判断期日を決めて保留にしようということだった。
2月上旬から、靴下を買うか買わないか迷っていた。
値が張るが丈夫で履き心地のいい商品なのだ。
ただ、判断期日を決めていなかったので、
ふっとした時に思い出し、どうしようか迷う日々を繰り返していた。
こうした些細なことも、
脳メモリは消耗させる一因になると気づかされた。
(6)机がキレイな人は仕事ができる → ×
朝の清掃道具や、1月のままの卓上カレンダーなど、
「TODOリスト」以外のものがあり、
集中できる環境ではない。
(7)ときどきは「脱スマホ」をする → △
スマホは、私たちの時間を割って、
集中力をリセットさせてしまうツール。
だから、スマホのスイッチをオフにしたり、
カバンに入れるなど工夫して、スマホチェックの
脳メモリ消耗を回避しようということだった。
ただ、今の私は、スマホの忘れ物がひどく、
目の前にないと「また忘れた!」と不安になりやすい。
本書のオススメ通りに行動はできないが、
不安で脳メモリが消耗することは本末転倒のため、
とりあえず現状維持したいと考えている。
上記をまとめると、私の脳メモリは、
3勝3敗1分であることがわかった。
◎脳メモリ最大化に向けて 〜私の改善ポイント 〜
3敗の(4)(5)(6)を改善するための行動を考えた。
(4)「2分ルール」で仕事を加速する
「とにかく「TODOリスト」に書く!」という自分ルールを
まずは「2分内でできる?」とワンクッション挟むようにする。
「TODOリスト」を膨れ上がらないように気を付けてみる。
(5)決断は「30秒ルール」で行う
「ファーストチェス理論」にあやかり、3月末までは、
最初の判断を信じて行動してみる。
4月上旬に、フィードバックをして、今後どうするかを判断する。
大きな損害がなければ、
クリーンな脳メモリに近づけるので継続する。
(6)机がキレイな人は仕事ができる
月めくりもできない現状なので卓上カレンダーは思い切って捨てる。
(壁掛けカレンダーを利用)
朝の清掃道具も、ロッカーにしまう(必要な時に取り出す)
「TODOリスト」だけを机に置いて、
今に集中できるように環境整備をする。
◎まとめ 『記憶脳』を読んで
私の切り口は、樺沢紫苑先生が目指す『記憶脳』
の読み方からそれていたかもしれない。
それでも、本を読むことで不安が解消されて、
改善のポイントを見つけることができたことは間違いない。
ダメダメな自分=自己成長が分かりやすい状態。
脳メモリを解放して、
仕事をどんどんこなせる自分を実現させていきたい。
△ △ ここまで △ △
みそしるワカメさんのXは、コチラから。
https://twitter.com/MS_Wakame
この感想文のユニークなところは、
「気付き」のプロセスが
詳細に書かれている点です。
何のために、本を読むのか?
それは、「気付き」を得るため。
「気付き」は、
そのまま「自己成長」につながります。
ただ何となく本を読んでも、
「気付き」は、得られません。
自分の「悩み」「短所」「問題点」を
意識して、それを解決しよう!
という観点で読むと、
「気付き」が得られやすい。
受け身型の読書ではなく、
能動型の読書。
攻めの読書であり、
それがアウトプット読書術でもあります。
この感想文を読むと、
試行錯誤の末に「気付き」が得られる。
ということが、よくわかるのです。
あなたも、みそしるワカメさんの感想文を読んで
「気付き」を得るための読書とは、
「こんな感じ」という感触をつかめたのでは
ないでしょうか。
追伸
「記憶」について、
様々な「気付き」を与えてくれる1冊。
あなたも、そろそろ読んだ方がいい。
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