とても興味深い研究が出ています。
包括的なメンタルヘルススクリーニングのリスク
偽陽性の多さ
https://x.com/BadreNicolas/status/2032896022326948020
【飜訳】
基本的な精神健康スクリーニング検査は、
精神疾患の診断には使用すべきではありません。
これらの検査は、
真の陽性よりも偽陽性を多く生み出し、
一般集団に普遍的に適用すると、
有病率を過大評価することになります。
- PHQ-9(最も一般的なうつ病スクリーニング検査)
スクリーニング陽性者における偽陽性率=65%(陽性予測値=35%) - GAD-7(最も一般的な不安障害スクリーニング検査)
スクリーニング陽性者における偽陽性率=71%(陽性予測値=29%) - PCL-5(最も一般的なPTSDスクリーニング検査)
スクリーニング陽性者における偽陽性率=55%(陽性予測値=45%)
【解説】
ネット上にあるメンタルの自己診断をして
「うつ病と診断された・・・」
「発達障害と診断された・・・」
と「陽性」の診断結果が出て、
意気消沈する人は非常に多いです。
YouTubeの相談にも、定期的に来ます。
しかしながら、
スクリーニング検査の陽性率は、
29〜46%。
つまり、
約3分の2は、「偽陽性」ということです。
「偽陽性」とは、検査では「陽性」を示したが、
実際は「陰性」である割合のことです。
「誤診率」というと語弊がありますが、
「スクリーニングの検査結果」=「診断結果」
と考える人には、
意味的には「誤診率」ということになります。
ネット上の診断で、
うつ病、PTSD、発達障害と診断されても、
本当にそうなのか、全く分からない。
でも、自分でやって「陽性」が出たら、
「落ち込む」人がほとんどでしょう。
スクリーニング検査というのは、
そういうものなのです。
スクリーニング検査とは、
「かもしれない」ので、きちんと調べましょう。
という予備軍の人たちを、
ごそっとすくい上げる検査です。
「疑わしい」ので、
これから診察、検査を進めていきましょう、
という「スタートライン」にいます、
ということを示しているだけです。
なので当然、偽陽性は高いのです。
医師や専門家は、当然知っている話ですが、
一般の方は、ほとんど知りません。
「専門家が日常的に使っている検査」と思うと、
信憑性が高そう・・・と思いますが、
「3分の2」が偽陽性です。
こうした検査は、インターネットの普及により、
誰でも一瞬でアクセスできるのですが、
「自己診断」のために開発された検査ではないから、
「自己診断」すると「偽陽性」になって、
診断を誤るのです。
ですから、
一般の人が使うものではないのです。
最近、AIを使って病気を自己診断する人
も増えていますが、
それも注意した方が良いです。
医師、専門家がAIを診断の補助として使った場合は、
診断率は80%ほど出ると言います。
しかし、一般の方が、AIに
自分で自分の症状、病気を相談して得られる診断率は、
わずかに34.5%だそうです。
(オックスフォード大の研究)
偽陽性は、65.5%。
先ほどの偽陽性率と同じです。
AIに病名診断させると、
「3分の2」の確率で誤る・・・というわけ。
ネット上に出ている診断基準も同様です。
医師、専門家が診断のために使う基準であり、
一般の人が使うと、誤診にしかなりません。
スクリーニング検査、診断基準、AIの病名診断は、
患者さんや、一般の人が使うと、
誤診率が「3分の2」にも及ぶ。
つまり、自己診断には使うべきものではない、
ということを知っておいて欲しいです。
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