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7万円のディナーも自己投資!!

あなたは、人生、最高額のディナーは、いくらですか?

私は、2016年7月のアメリカ視察で
7万円のディナーを体験しました。

ミシュラン三つ星、
世界のベストレストラン、第3位に選ばれている
「イレブン・マディソン・パーク」です。

テレビドラマ「セックス・アンド・ザ・シティ」にも登場し、
世界中のセレブが集うという大評判のレストラン。
その実力派は・・・。

驚きました。
とにかく驚くの連続です。

例えば、テーブルにつくと、
紐が結んである白い箱が乗っています。

サービス係の人が
「それを開けてください」というので、
「何がはいっているのだろう」と思い、
紐をほどいてあけてみると、
アミューズが入っていました。

プレゼントをもらい、そのリボンを解いて中を確認する。
そんなワクワク感がある。

普通に皿に乗せて持ってくるのとくらべて、
これからのコーか料理がはじまる
「期待感」の演出です。

全品、こんな感じで、
サプライズの演出が必ず入っています。

一番驚いたのは、キャビアです。

白いお皿に、キャビアの缶が丸ごと1個、
ポンと載せられているのです!

キャビアをまるごと一缶を食べろというのか!!
なんという大胆な!!

というか、キャビア一缶で、一万円以上するだろう!!

キャビアの缶をあけると、
そこには黒いダイヤ。キャビアがビッシリ敷き詰められて
いるのです。

おそるおそるスプーンで、
キャビアをすくって口に運びます。

う、うまい。
でも、あまりしょっぱくないぞ。

スプーン一杯のキャビアを食べたなら、
通常は、相当にしょっぱいはず。

よくみると、キャビアは上の5ミリほどに
敷かれているだけで、その下には
カニのムースになっているのでした。

なんだ、そういうわけか。

カニのムースがサッパリとして、
キャビアのしょっぱさを中和し、
絶妙のハーモニーを奏でます。
二段構えのサプライズに驚かされました。

こんな感じで、サプライズな演出が
最後まで続きます

食べる側のイマジネーションを試すような料理の数々。
もちろん演出や盛り付けの奇抜さだけではなく、
味もおいしくいただけました。

なるほど。
これが、世界のベストレストラン、第3位。

世界最高峰のレストランとは、こういうものか
とその味と演出を堪能したのでした。

しかし、お値段も最高峰。
料理が5万円でワインのペアリングが2万円で、
合計7万円!!

私の中で、人生、
最高額のディナーとなりました!!
 
さて、7万円のディナーは高いのか、安いのか。

私は、「値段、相応の価値があった!」
と大満足しています。

おそらく、次回、ニューヨークに来たら、
また食べに来るでしょう。

「リピートしたい!」というのは、
味と値段に満足したからこそ。

そして、重要なのは、
世界最高峰の味、盛り付け、演出、サービスにふれ、
いろいろな気付きを得たことです。

「おいしい店」は、たくさんあります。

しかし、同じ「おいしい料理」を、
このように思考を凝らした盛り付けと演出によって、
さらに価値を高めることができるのです。

味の「おいしさ」だけを競い合っていては、
非常に競争が激しい、レッドオーシャンの戦いになる。

そこに「見せ方を変える」、ちょっとした「アイデア」を
加えるだけで、圧倒的な差別化ができる、というわけです。

これは、料理、レストランの世界に限らず、
全ての業種に応用できる「気付き」だと思います。

7万円というのは、「料理に対する対価」と考えると
高いかもしれません。

しかし、「自己成長のための自己投資」と考えると、
決して高くはないはずです。

「見せ方を変える」、ちょっとした「アイデア」を
加えるだけで、客単価を2倍にすることができたら
どうでしょう?

7万円という投資は、アッという間に回収できるのです。

自己投資をしない人は、自己成長できないので、
いつまでたっても今のまま。というか、じり貧です。

自己投資できる人は、自己成長し、自分の収入を増やせるので、
さらに自己投資にお金を回せる。

結果として、自己成長が猛烈に加速していくのです。

美味しい料理を食べる。
美しい風景を見る。
やったことのない体験をする。

そこから「気付き」が得られるのなら、
それは自己成長につながります。
 
あなたは、自分を成長させるための自己投資に、
どれだけお金を使っていますか?