中学生、高校生が抱える様々な問題、悩み。
その9割は、スマホの使いすぎによる「睡眠不足」。
そして、朝食抜き、ダイエットなどの「栄養不足」に
よって起きている!
と私は、考えています。
その辺について詳しく書いた
「高校生のための、生き方の教科書(仮)」が、
6月5日に出版予定です。
スマホの使いすぎ、睡眠の重要性については、
最近、少しずつ、語られるようになっています。
しかし、「子供たちの食」が、
壊滅的なまでに危機にさらされている
ことを指摘する人は、非常に少ないのです。
実際、中高生の子供が、「ダイエット」をしても、
「絶対にダメ!」と止める親は、少ないでしょう。
子供の間に広がるダイエットブーム。
最近は、女子だけではなく、男子にも。
高校生だけではなく、
中学生、小学生まで広がっています。
結論から言いますと、
10代の子供が、食事抜きのダイエットをすると、
バカになります。
10代というのは、
脳がもの凄い勢いで成長する時期です。
脳の50%は脂質でできているので、
「脂質」を制限すると、脳の材料が不足します。
脳を作る、脳を育てることができないのです。
それは、コンクリート不足で、ビルを立てるようなもの。
耐震構造を満たしていないビルができあがる。
ちょっとしたことで、簡単に崩れます。
集中力が低い。
メンタルが弱い。
すぐにココロが折れる。
まともに仕事ができない。
そんな危険性が指摘されます。
ただ、子供の食の問題については
十分な科学的なエビデンスがありません。
中学生が厳しいダイエットをして、
10年後にどうなるのか?
実験して、調べることはできませんから、
当然でしょう。
10年後にエビデンスが揃う頃には、
手遅れなのです。
20歳までの成長の遅れを、
その後にとりもどすことは・・・無理でしょう。
『中学受験は食事が9割』(光文社)では、
>子供のダイエットの危険性
>朝食をきちんと食べるべき
という、こうした
子供たちに直面為ている「食の危機」について
問題提起がズバッとされています。
ダイエットだけてはなく、
「朝食抜き」も成長に大きな影響を与えます。
あるいは、「朝食抜き」によって、
午前中の低血糖が起きる。
午前中、ボーーっとした状態で
授業を受けても、頭に入るはずがない。
あなたのお子さんの成績が悪いのは、
「朝食抜き」が原因かもしれないのです。
脳のパフォーマンスを高めるには、
糖質、脂質、タンバク質の三大栄養素に加えて、
ミネラル、ビタミンなどの微量栄養素などを
バランスよく摂取することが重要。
しかし、それをお母さんが、
毎日作るのは・・・たいへん。
本書では、1万人の食事指導をしてきた
表洋子さんの経験を活かし、
簡単に作れて栄養バランスがよいレシピが
30選紹介されています。
忙しいお母さんの場合、
あるいは子供が朝食を食べたがらない場合
>「お味噌汁だけ」でも良い
というのが、表さんのロジック。
これなら、
忙しいお母さんも、実行できそうです。
タイトルが
『中学受験は食事が9割』となっていますが、
10代のお子さんを持つ方、全てに役立つ話。
あるいは、
「朝食を食べた方が脳のパフォーマンスが上がる」
というのは、大人についても言えること。
本書を通して、
改めて、食の重要性について、学んで欲しいと思います。
『中学受験は食事が9割』
(表洋子著、光文社)
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