書評/映画評

別れる決心 ~禁断の愛か? 変態的な愛か?

韓国映画『別れる決心』を見ました。

敏腕刑事ヘジュンと美人容疑者ソレとの禁断の愛。
と要約してしまうと、まんまと作品の罠にはまります。

刑事と容疑者との恋愛と言えば、
シャロン・ストーン主演の『氷の微笑』を思い出しますが、
本作は敢えてセクシーな描写を封印して、
プラトニックな関係で描いています。

それによって、心理描写が深く、
むしろエロティックかも。

「禁断の恋愛」というのは、
韓流ドラマでは必須の要素と言えますが、
その「禁断」のギリギリをどこまでせめられるのかに
挑戦したような作品。

前半の展開は予想通りですが、
後半の展開が想像を超えてグイグイ来る。

プラトニックな恋愛関係が、
後半ではある種「歪んだ愛情」「偏愛」いや
「変態的な愛」へと進展していく!? 

その変態性に共感する人と、
ついていけなくてさめてしまう人に分かれてしまうのか・・・。

というか、世界を驚愕させた『オールド・ボーイ』の
パク・チャヌク監督の最新作ですから、
度肝を抜く展開、変態的な展開は当然でしょうか・・・。

カンヌ映画祭監督賞を受賞していますが、
この一筋縄でいかない作品を、よく監督賞に選んだな、と。

いや、刑事ヘジュンの「頑固な不眠症」や
「殺人事件、残虐死体への異常な執着」など、
深い心理を考えていくと、かなりディープな作品と言えるでしょう。

最初から、最後まで、ピリピリとした緊迫感に支配された
上質なサスペンス・ロマンス。

私は「変態愛」は好きな方なので、楽しめました(笑)。

『別れる決心』 樺沢の評価は・・・・・・ ★★★★(4・3)

『別れる決心』の予告編はコチラから
https://happinet-phantom.com/wakare-movie/

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