書評/映画評

リタイアしてはいけません!

【樺沢言い換え辞典】
定年したら、のんびりしたい!

 ↓ ↓ ↓
定年したら、認知症になりたい!
 
定年したら、時間に追われずに、のんびりしたい!
悠々自適に過ごしたい。
という人は、多いはず。
 
そういう人は、だいたい認知症になります。
「のんびりする」は、言い換えると「運動不足」。
「脳への刺激」不足です。
そして、「家でのんびりする」人は、
コミュニケーション不足。
認知症に向けて一直線です。
 
リタイアメントした瞬間に、
寿命が5歳縮むという研究があります。

 
脳に必要なのは、適度な緊張感。
生涯現役が、
健康で長生きする秘訣なのです。

 
定年してまで働きたくない!
という人は、明らかに情報不足です。

自分を活かせる、
定年後の時間の使い方があります。 

定年したからこそ、
「自分らしく」、自己実現のために働く。

自分の経験を活かして、
社会や他者のために働く。
 
社会や他者のために働くと、
癒しの物質、リラックスの物質・オキシトシンが
分泌され、健康を後押しします。
 
会社に勤続することは素晴らしいことですが、
「自分らしいこと」をもっとしたい!
と思っているはず。

そんな人にとって、定年は「ゴール」ではなく、
「スタート」なのです。

本書『定年後 自分らしく働く41の方法』
(高橋伸典著、知的生きかた文庫)

は、67歳である著者、高橋さんの経験をふまえ、
また定年者5千人へのアドバイスをしてきた圧倒的経験
もあって、シニア世代への頼もしい応援歌となっています。
 
例えば、
>定年後は「雇用」を選ぶ? 「独立」を選ぶ?
というように、「起業」という言葉が使われていません。

「起業」も「独立」も同じなのですが、
「起業」という言葉に、アレルギーを持つ人は多い。
という、シニア感情をふまえて、「独立しよう」という
やさしい言い回しになっているのでしょう。

巻末の「シニアの強み100選」もおもしろい。
シニアになると、気力、体力、記憶力、集中力の減退。
老化に対するコンプレックスを持つでしょうが、
今まで積み上げてきた圧倒的な経験、スキルは
最高の武器となるのです。

「衰え」ではなく、「積み上げ」です。

「積み上げ」てきたものを、どう活かすのか?
と考えることで、
定年後がワクワクしてくるはずです。

文庫本なので、899円と手軽ですし、
気楽に読める、というメリットもあります。
 
50歳を超えて、これからどう働けばいいのか?
セカンドキャリアが気になり始めた人に、
手に取って欲しい一冊です。

『定年後 自分らしく働く41の方法』
(高橋伸典著、知的生きかた文庫)

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