書評/映画評

渇水 ~渇いた心に「水」は必要だ!

映画『渇水』を鑑賞。
なかなか見ていてつらくなる、キツい映画。
言い替えると、社会や人間の暗部、本質をしっかり描いているということ。
 
貧困、ネグレクト、夫婦別居。
誰もが好き好んでそうなっているわけではない。

しかし、1人の人間が、誰かのためにできることには、限界がある。
それを超えることは、ある意味、越権であり、
多くの場合、無理が生ずる。
 
水道料金が未納の人に、水道を停止する。
という誰もやりたくない仕事。
しかし、それをやらなくてはいけない人もいる。
「やりたくない仕事」と、どう折り合いをつけるのか・・・。
そんなテーマもある。
 
とにかく「生きづらさ」が、これでもか、これでもかと描かれる。
誰もが生きづらい。苦労しながら、心に傷を負いながら生きているのだ。
楽にいきることなどできないのだ。

 
主人公の水道局員、岩切(生田斗真)は、
母親から見放された2人の少女に感情移入していく。

それは、よかったのか、悪かったのか・・・。
越権行為であるが、それは彼の心の声。

「父性」が動いたのだ! 心が苦しくなるシーンが多いが
「救い」はある。いや、あると信じたい。

『渇水』樺沢の評価は・・・・・・・ ★★★★☆(4・5)

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