書評/映画評

劇場版「鬼滅の刃」無限列車編 ~よもやよもやの大傑作!

よもやよもやの大傑作!

映画仲間12人と『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』を鑑賞。

原作は読んでいるが、映像になるとここまで迫力があり、
魂を揺さぶる作品になるとは・・・
「映画」というメディアの凄さを改めて実感する。
 
原作に、ア二メーターの想いと情熱が加わり、
原作のおもしろさが数倍にも増幅されている!!
 
そして、煉獄杏寿郎の生き様にしびれる。
まさに、「父性」を地で行く男。
正義感にあふれる超ポジティブなキャラクターだが、
「父親に認められない」という心の傷を持つ。原作以上に、
映像、そして音楽、声、間という多面的な表現で、
「心の機微」がものすごくよく伝わる。
そして、号泣・・・。

 
父親だけではなく、杏寿郎の「母親」の描写にも涙が流れる。
全ては父性と母性のバランス。
この母親あってこそ、杏寿郎はこのような一本気な男となり、
そして柱となり、人を引っ張っていく存在になれたのか。

  
炭治郎の優しさは、「北風と太陽」の太陽。
炭治郎と出会う人たちのマインドを確実に変えていく。
そして、ポジティブで優しく、前向きな炭治郎も心に傷を持つ。
兄弟と母親を鬼の惨殺から救えなかったという後悔。
炭治郎が何度もいう「誰も死なせはしない!」という言葉。
家族の死に無力だった自分だが、
これ以上「誰も死なせはしない!」という覚悟。
いや、「自責の念」の念を振り払おうという、
心の奥底からの叫びであろう。
 
伊之助と炭治郎のコンビネーション(友情)の描写もいい。
人から指図されることが大嫌いな伊之助が、
炭治郎と絶妙なコンビネーションで魘夢(えんむ)に立ち向かう。
口では「指図をするな!」という伊之助だが、
間違いなく炭治郎とのコラボ攻撃を楽しんでいる。
不器用で、決して本心を語らない伊之助だが、
明らかに2人は通じ合った!
 
漫画原作の映画化、といっても「がっかり」する場合が多い。
本作の様に、原作の魅力が何倍にも増幅され、
原作以上に感動できる作品は、極めて珍しい。

アニメ制作会社Ufotableの本気を感じる。
素晴らしい作品を作ってくれて「ありがとう」と、
心から言いたい。

追伸
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