書評/映画評

水は海に向かって流れる ~過去と向き合うのか、過去から逃げるか?

映画『水は海に向かって流れる』が良かった。

TOHOシネマズなど、上映館が限られるので、
「TOHOシネマズ日比谷」にて鑑賞。

高校生の直達が、叔父の家に住むはずが、シェアハウスに住むことに・・・。

榊さん(広瀬すず)や個性的な住人との奇妙な共同生活がはじまる。

直達と榊さんとの関係、10歳もの年の差があるが、
それは恋愛へと発展していくのか、というハラハラ感。

陰のある女性、榊さんの、
過去の秘密が徐々に明らかにされていきます。

過去に囚われていては前には進めない。
しかし、人はどうしても過去のトラウマに囚われてしまうのです。

見ていてもどかしいのですが、
実際はこの映画のように、トラウマを乗り越えるよりも、
乗り越えられずにうつうつとしている人が多いのです。

同じ屋根の下、年上女性への恋心という設定は、
『めぞん一刻』を思い出し、妙に懐かしく思えました。

告るのか、告らんのか。はっきりしろ!!
非常にもどかしい展開ですが、このラストは好きです。

広瀬すずが美人過ぎる。
後半の感情を爆発させるシーンの演技が良かったです。
脇役陣が、生瀬勝久、北村有起哉、勝村政信とチョー豪華。

「そして、バトンは渡された」の前田哲監督。
シーン、一つ一つの作り込み、映像、演出が、とても丁寧。

もっと上映館が多くても良いのに、
と思いました。

『水は海に向かって流れる』樺沢の評価は・・・・・・★★★★(4・3)

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